東急建設/中間期 赤字 労賃アップ直撃
同社は中間期について、東日本大震災からの復興需要の下支え等により回復の動きがみられたが、長期化する円高や海外経済の減速を背景に、その歩調は緩やかなものにとどまった。
建設業界については、復興関連予算の執行に伴い公共投資が増加したものの、民間建設投資は依然として低水準で推移し、受注競争は一段と厳しさを増したことに加え、労務費高騰の影響により工事収益性が悪化する等、経営環境は厳しい状況で終始した。
その結果、中間期の業績は、売上高は前年同期比▲7.4%減の866億76百万円、営業損失は▲15億07百万円(前年同四半期は7億61百万円の営業利益)、経常損失は▲13億96百万円(前年同四半期は6億83百万円の経常利益)。これに、特別利益56百万円、特別損失に投資有価証券評価損▲6億30百万円を計上し、税金費用等を加味した結果、四半期純損失は▲20億74百万円(前年同四半期は10億50百万円の利益)となったとしている。
特に関東以北の建設現場における労務費の上昇は、これまで下請けタタキで生き延びてきたゼネコンにあり、下請け就業人口が、特に若い人を中心に金の魅力も全くなくなり大幅に減り、今回の震災復興建設特需で建設労働者の需給バランスが一気に崩れ、大幅に労賃が上昇している。今後、建物の復興建築が大幅に増加するものと思われ、労賃の上昇は避けられないものと思われる。既に全国規模で労賃アップが生じている。下請けさんが今やゼネコンさんを選ぶ時代になっている。向こう5年間はこうした現象が続く。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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93,580
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761
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683
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1,050
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13年3月期第2四半期
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86,676
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-1,507
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-1,396
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-2,074
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前年同期比
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92.6%
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13年3月期予想
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232,000
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800
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1,100
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700
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12年3月期実績
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227,843
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1,572
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1,884
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1,799
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11年3月期実績
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244,974
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7,584
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7,811
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4,087
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10年3月期実績
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236,655
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5,282
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4,912
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1,901
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13期予想/12期比
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101.8%
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50.9%
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58.4%
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38.9%
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[ 2012年11月 8日 ]
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