アイコン 長谷工/中間期 微増の増益増収 詳細掲載

同社は中間期について、マンション市場は、4月~9月までの第2四半期累計期間の新規供給戸数は、首都圏で2万1,650戸(前年同期比9.5%増)、近畿 圏で1万1,473戸(同19.7%増)となった。首都圏で2万戸、近畿圏で1万戸を上回る新規供給が行われたのは2年ぶり。また、当期間の初月販売率は 首都圏で76.6%、近畿圏は77.7%と、好調の目安とされる70%を大きく上回っている。

その結果、当第2四半期連結会計期間末の分譲中戸数は首都圏で4,543戸、近畿圏では2,690戸になり、在庫は低水準で推移している。
 なお、個別(単体)の受注高は前年同期比三角10.8%減の1,146億56百万円となった。
 
1、<設計施工関連事業は>
設計施工関連事業は、建築工事では、一次取得者層の底堅い実需を背景に、事業主の郊外部物件に対する積極的な事業化への取組みが継続している。
同社の分譲マンション新築工事の受注は、首都圏で200戸以上の大規模物件7件を含む39件、近畿圏で200戸以上の大規模物件3件を含む12件、東西合計で51件となった。完成工事は、分譲マンション30件を含む計38件の竣工・引渡しを行った。
 
設計監理では、顧客ニーズ・市場状況・社会動向を常に考慮し、それぞれの立地環境に調和した都市デザインと、優れた商品づくりを目指している。
首都圏では、2012年度グッドデザイン賞を受賞した総開発面積7.7ha超の大規模複合開発プロジェクト「プラウドシティ稲毛海岸レジデンス街区+シーズン街区」において、「プラウドシティ稲毛海岸レジデンスⅡ」(千葉市美浜区、130戸)が竣工した。当プロジェクトにおいて、当社は、シーズン街区(一戸建て)を含む全体のランドスケープマスタープランの作成及びレジデンス街区の分譲マンション(総戸数555戸)の設計施工した。また、自然風や自然光を取り入れた長谷工の次世代マンション企画「Be-Next」を、「ブリージアテラス淵野辺」(相模原市中央区、220戸)に第2号物件として採用した。本物件は「神奈川県建築物環境性能表示(CASBEEかながわ)」において、共同住宅で初の総合評価Sランクを取得した。
 
近畿圏では、約2,300㎡のスペースに約11,000本の樹木を配し環境に配慮した設計を行った「ベイサイドシティコスモスクエア駅前」(大阪市住之江区、256戸)が竣工し、地域の環境づくりに大きく寄与した。
以上の結果、当事業においては、売上高1,488億円(前年同期比5.4%増)となったが、完成工事総利益率が低下したことにより、営業利益88億円(同▲16.6%減)となった。
 
<主な受注工事は>
シティテラス戸田公園 埼玉県戸田市 497戸
グランアルト越谷レイクタウン 埼玉県越谷市 381戸
オハナ 玉川上水ガーデニア 東京都東大和市 322戸
(仮称)藤が丘Ⅱ計画 新築工事愛知県長久手市 352戸
サンメゾン香里園エルグレース 大阪府寝屋川市 260戸
 
<主な完成工事は>
ライオンズ茅ヶ崎ザ・アイランズⅡ街区神奈川県茅ヶ崎市 424戸
シティテラス板橋蓮根 東京都板橋区 350戸
グランシンフォニアWEST棟 埼玉県戸田市 248戸
ベイサイドシティ コスモスクエア駅前 大阪市住之江区 256戸
千里中央エアヒルズ 大阪府豊中市 256戸
 
2、<不動産関連事業=販売委託業務>
不動産関連事業は、マンション販売受託では、震災の影響を受けた前年同期に比べ、モデルルーム来訪者数・契約戸数ともに増加したが、引渡戸数は竣工戸数が少なかったこともあり減少した。
マンション分譲では、事業主として、仕様・設備・プランなどを多様な選択肢から選べる「Elabel(えらべる)」システムや、ダイレクトで迅速な対応・保証期間の大幅延長などを実現した「長谷工プレミアムアフターサービス(PAS)」の採用物件、“ロングクオリティ・マンション”(LQM)を推進する物件及び「長期優良住宅」の認定を取得した物件等の販売をしている。当期は、新たに完成した3物件等の販売及び引渡しを行った。
以上の結果、当事業部門は、売上高436億円(前年同期比▲0.4%減)、営業利益9億円(前年同期は営業損失▲2億円)となった。
 
3、<住宅関連サービス>
住宅関連サービス事業は、28万戸を超える管理受託戸数の更なる増大に努めた。修繕工事では、ワンストップで提供できる体制確立に取り組んだ。
賃貸マンション管理の運営戸数は、賃貸管理及び社宅管理代行事業の両事業合計で9万戸を上回る運営戸数を維持している。
シニアリビング事業では、有料老人ホームを展開し、全物件とも高い稼働率で運営している。
以上の結果、売上高447億円(前年同期比6.8%増)、事業拡大に向け管理費が増加したため、営業利益23億円(同▲2.8%減)となった。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第2四半期
233,754
10,085
8,760
5,645
13年3月期第2四半期
243,410
9,339
7,948
5,899
前年同期比
104.1%
92.6%
90.7%
104.5%
13年3月期予想
530,000
24,000
20,000
12,000
12年3月期実績
500,929
21,615
18,199
11,242
11年3月期実績
440,429
23,327
19,138
10,137
10年3月期実績
420,382
17,118
14,165
5,814
13期予想/12期比
105.8%
111.0%
109.9%
106.7%
 
[ 2012年11月 8日 ]
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