西日本鉄道(福岡)/中間期 増収大増益 今川車庫跡大開発中
同社は中間期の業績について、次の通り説明している。
1、運輸旅客事業は、バス事業は、前期における東日本大震災の影響の解消等による増収があった一方、郊外路線での旅客の減少やタクシー事業での減収等により、営業収益は424億6百万円(前年同期比 0.0%減)。営業利益は、減価償却費等の費用の減少により24億56百万円(前年同期比27.5%増)となりました。なお、旅客人員は鉄道事業で▲0.4%減(前年同期比)、バス事業(乗合)で0.0%減(前年同期比)となった。
2、不動産業は、不動産分譲事業で、「ブライトパーク・サンリヤン地行」等のマンション販売が順調に推移したこと等により、営業収益は247億70百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は45億10百万円(前年同期比32.9%増)となった(同社中間期の営業利益の57%を不動産事業で稼ぎ出している)。
3、流通業は、ストア事業で、競合店の影響等による減収があった一方、前期に㈱あんくるふじやを連結子会社化したことによる増収等により、営業収益は405億円(前年同期比17.0%増)。営業損益は、既存店の減収に加え、改装等による費用の増加等もあり▲98百万円の営業損失(前年同期 営業利益3億90百万円)となった。
4、物流事業は、国際物流事業での取扱高の減少等により、営業収益は340億83百万円(前年同期比▲5.7%減)。営業利益は、原価の低下等により10億16百万円(前年同期比22.6%増)となった。
5、レジャー・サービス事業は、ホテル事業で、「ソラリア西鉄ホテル銀座」等の新規ホテルの稼働や、既存ホテルでの稼働率の向上等により、営業収益は180億65百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益は5億3百万円(前年同期営業損失3億51百万円)となった。
6、その他事業は、建設関連事業での受注減等により、営業収益は206億48百万円(前年同期比 ▲7.0%減)、営業損益は▲3億65百万円の営業損失(前年同期 営業損失▲2億86百万円)となった。
<不動産事業追記>
同社は、幹線道路の西鉄バス今川車庫跡地(川沿い)に、西鉄ストアを併設した大規模マンション群の開発に着手しており、古くから自社所有地の開発だけに計上額も安価、より利益を上げることになる。
当中間期の不動産業の売上高は、前年同期比7.1%増の248億円、分譲マンションが中間期117戸販売(前年同期70戸)、戸建が同129戸(前年同期144戸)と全体では前年同期比15.0%増の246戸(前年同期214戸)となっている。
なお、残念ながら、契約残高戸数などは発表されていない。学校間関係で、年度末竣工が多いことから、同社の不動産事業は今期・来期は大幅に伸びるものと思われる。
西鉄では珍しく福岡県外の鹿児島市照国町において、双日九州とタイアップして101戸の分譲マンションを建設中(2013年3月竣工予、施工:奥村組)であるが、販売も好調で最終分譲中となっている。JR九州と組んだ大橋公団住宅跡地開発「マークシティ大橋」(218戸、2013年7月竣工予、施工:錢高組)も11月5日段階で150戸成約するなど、JV案件を拡大する方向にある(より利益が転がり込む車庫跡地などの開発用地が既になくなりつつあるのかもしれない)。
戸建住宅は、福岡県の福岡市・大開発し続ける美しが丘の筑紫野市・久留米市・北九州市など各地で常時戸建分譲開発して販売している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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158,252
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5,579
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4,935
|
1,636
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13年3月期第2四半期
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164,665
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7,957
|
7,045
|
3,743
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前年同期比
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104.1%
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142.6%
|
142.8%
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228.8%
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13年3月期予想
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334,300
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16,500
|
14,900
|
8,300
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12年3月期実績
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327,509
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14,994
|
13,572
|
5,396
|
11年3月期実績
|
323,891
|
10,982
|
9,187
|
5,782
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10年3月期実績
|
313,853
|
8,918
|
6,817
|
2,873
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13期予想/12期比
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102.1%
|
110.0%
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109.8%
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153.8%
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[ 2012年11月 9日 ]
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