ヒガシマル(鹿児島)/中間期 減収増益 エビ好調・ハマチ不振
養殖用クルマエビ飼料や養魚用飼料の水産業と即席麺、素麺、つゆなどの食品事業を展開する同社は、中間期について次の通り説明している。
1、水産事業について、主原料とする輸入魚粉価格のマーケットは高止まりで推移しており、また、国内の魚価低迷が続き養殖経営を取り巻く環境は大変厳しい状況が続いている。このような環境下、安定した養殖環境にあったエビ飼料類及び養殖稚魚等の販売は伸びたが、ハマチ飼料類は大口取引先及び受託生産の取引が販売価格競争により大幅ダウンとなるなど、魚類関連飼料の販売が減少した。
その結果、売上高は30億71百万円と前年同四半期と比べ7億48百万円(▲19.6%)の減収となったが、部門営業利益は2億44百万円と前年同四半期と比べ1億53百万円(168.0%)の増益なった。
2、食品事業は、競合他社の生産能力が過剰な状況にあることから価格競争が一段と増してきており、今後も厳しい事業環境が続くものと思われる。このような環境下、差別化商品の開発に力を入れ、今年4月に「海鮮皿うどん」、「ラー麺サラダ」、「つけ麺魚介豚骨」を発売したのに続き、7月に「白ちゃんぽん白味噌風味」、「もやしと豚肉あんかけ揚げめん」、「かに玉風あんかけ揚げめん」を発売したが、昨年の震災後の特殊需要がなくなった関係から即席めん類が減少したほか、プライベートブランド商品の皿うどん類などが減少した。その結果、売上高は7億85百万円と前年同四半期と比べ1億17百万円(13.0%)の減収となり、事業部門営業利益は1億56千円と前年同四半期と比べ87百万円(99.8%)の減益となったとしている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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4,723
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118
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66
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-18
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13年3月期第2四半期
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3,857
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121
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134
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124
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前年同期比
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81.7%
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102.5%
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203.0%
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13年3月期予想
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8,541
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262
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268
|
249
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12年3月期実績
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8,686
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60
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-13
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148
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11年3月期実績
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8,407
|
86
|
87
|
61
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10年3月期実績
|
8,192
|
197
|
246
|
85
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13年期予想/12年期比
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98.3%
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436.7%
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168.2%
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[ 2012年11月12日 ]
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