アイコン 新日本科学(鹿児島・東京)/中間期 今期もきつい

前臨床試験受託の最大手の同社は、どっかから指宿で猿が1000匹も飼育され、実験に処理されているのは如何なものかと掲載されていたが、臨床試験では、モ ルモット類で試験され、次の段階で類人猿のお猿さんが試験され、そうしたデータの安全性確認のうえに人への臨床が行われ、人様への医薬品が開発されてい る。人様がお世話になっている医薬品は、開発に当たり、お猿さんが犠牲になり、開発されているものであり、京で安全が計算されるものではない。

1、前臨床事業は、国内は、昨年の東日本大震災の影響も一段落し、顧客からは新たなプロジェクトの開始情報も入手しており、大型試験の問い合わせ件数も順調に増加してきている。特に、サルを用いた研究受託に関しては、その技術力の高さと背景データの豊富さ、自家繁殖場からの高品質動物の安定供給体制の確立による差別化戦略は主要クライアントから高い評価を得ている。こうした状況の中で、国内前臨床事業の受注高は39億12百万円(前年同期比3.1%増)と回復の兆しを見せている。一方、SNBL USA Ltd.(ワシントン州)では、FDA(米国食品医薬品局)からのGLP遵守状況に対する改善指示書について、クローズアウトした旨の通知を2012年11月8日付で受領している。また、これまで取り組んできたオペレーションの強化に加えて、営業にも更に注力し、来期以降の再成長を実現していく。そうした中で、売上高は51億97百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて11億07百万円(27.1%)の増加となり、営業損失は▲6億57百万円(前第2四半期連結累計期間:営業損失▲12億10百万円)となった。
 
2、臨床事業は、国内はCRO事業、SMO事業共に順調に高稼働状況が続いており、スタッフ育成を強化している。また、米国で臨床(PhaseⅠ)事業を行っているSNBL Clinical Pharmacology Center, Inc.(SNBL CPC)では、コスト削減に取り組むと共に、営業体制の強化を行った結果、受託契約の問い合わせが順調に増えており、施設も高稼働状況となっている。そうした中で、売上高は21億55百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて5億15百万円(▲19.3%)の減少となり、営業利益は3億55百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて1億63百万円(▲31.6%)の減少となったとしている。
 
日本の製薬会社が、これまでお国に守られて来たものの、健保財政悪化で、薬価基準の引き下げを受け、また、グローバル化する中で、合併・統合を繰り返し、開発品そのものが減少しているように見える。それに、世界に超大手がいくらでもあり、そのパテントを使用した方が、効率が良いと思っているようである。同社はそうした影響を受けているものと思われる。ならば、過去のような成長は望みようがなくなるが・・・。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第2四半期
6,723
-1,091
-1,412
-1,199
13年3月期第2四半期
7,460
-624
-1,032
-881
前年同期比
111.0%
 
 
 
13年3月期予想
16,900
-1,600
-1,480
-1,700
12年3月期実績
15,273
-3,048
-2,843
-3,304
11年3月期実績
17,371
-843
-1,204
-1,442
10年3月期実績
19,050
343
436
534
13年期予想/12年期比
110.7%
 
 
 
13年3月期第2四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
36,323
3,648
3,580
9.9%
 
[ 2012年11月13日 ]
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