グリー/第1四半期 営業利益率大幅下落
同社は第一四半期について、我が国のインターネット利用環境は、モバイル及びPC共に拡大を続けており、 平成23年12月時点でインターネット利用者数は9,610万人、そのうちブロードバンド利用者数は7,285万人に達している(総務省平成23年「通信 利用動向調査」)。また、モバイルインターネットについては、平成24年9月末時点で携帯電話契約数は1億2,735万件、そのうち第三世代携帯電話契約 数は100%に達している(電気通信事業者協会発表)。中でも、スマートフォンが急速に普及しており、平成24年4~6月期のスマートフォン出荷台数は 788万台と、携帯電話総出荷台数に占める比率が65.3%と高い水準を維持している(IDC Japan株式会社調べ)。
同社は、平成24年5月からグローバルに提供を開始している世界最大級のワンプラットフォーム「GREE Platform」にて、自社ゲーム及びデベロッパーゲームを複数提供開始している。8月にはソーシャルゲーム開発及び運営体制の更なる強化を目的に、カナダのバンクーバーに子会社GREE CANADA,Inc.を設立した。これにより、同社グループは10か国11拠点体制となっている。
また、8月には、広告・アドネットワーク事業におけるグローバル展開の本格化を目的に、フランスにおいてモバイル・アフィリエイト・ネットワークサービスを展開する大手広告企業MobPartner SAS(本社:フランス パリ)と業務提携した。
日本市場においては、有力IPを活用した自社ソーシャルゲームやAndroid、iOSに対応したスマートフォンネイティブアプリなどを提供すると共に、「GREE Platform」上で提供されるスマートフォン向けのデベロッパー提供ゲーム数も増加したことで、スマートフォン対応が順調に進展し、業績は回復基調となった。9月には、世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2012」に出展し、新作ゲームの発表などを行った。引き続きTV-CM
の放送やスマートフォン向け広告等によるプロモーション等を実施することでユーザー数の拡大及び収益基盤の確立・強化を実現していくとしている。
同社はリアル・マネー・トレード関連行為の禁止により、打撃を受けたが、カードゲームがなくなったわけではなく、逆にカードゲームそのものは大きく増加している。次のステップへ進むには課金、強力な武器を得ようとしても課金、ゲームプラットホーム会社とゲーム業界が結託した大衆収奪のあの手この手インチキ商法に変わりない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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営業利益率
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経常利益
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当期利益
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12年6月期第1四半期
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30,432
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16,646
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54.70%
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16,528
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9,449
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13年6月期第1四半期
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37,935
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15,750
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41.52%
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15,250
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9,069
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前年同期比
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124.7%
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94.6%
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92.3%
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96.0%
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13年6月期予想(最高額)
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205,000
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84,000
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40.98%
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84,000
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52,000
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12年6月期実績
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158,231
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82,729
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52.28%
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81,935
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47,967
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11年6月期実績
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64,178
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31,135
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48.51%
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30,828
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18,239
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10年6月期実績
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35,231
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19,578
|
55.57%
|
19,595
|
11,505
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今期予想/前期比
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129.6%
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101.5%
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102.5%
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108.4%
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