アイコン 10月の首都圏のマンション市場は低調/不動産経済研究所

◎売行きは7割突破も、供給は14.4%減の2,887戸にとどまる。
◎千葉県を除き供給減、東京都全域では26.6%の大幅減少に。

1、10月の発売は2,887戸、前年同月(3,372戸)比14.4%減、前月(3,366戸)比14.2%減。

2、契約率72.7%、前年同月比2.1ポイントアップ、
前月比では3.4ポイントアップ。 9月69.3%、8月80.5%、7月73.2%、

3、1戸当り価格は4,218万円、1m2当り単価は60.9万円。前年同月比で戸当り177万円(4.0%)のダウン、m2単価は2.0万円(3.2%)ダウン。

4、販売在庫数は4,519戸、前月末比24戸の減少(’12年9月末4,543戸、’11年10月末5,054戸)。

5、10月の超高層物件(20階以上)は、22物件408戸(28.3%増)、契約率71.8%(前年同月16物件318戸、契約率71.1%)である。

6、10月の地域別発売戸数は東京都区部1,137戸(全体比39.4%)、都下277戸(同9.6%)、神奈川県701戸(同24.3%)、埼玉県566戸(同19.6%)、千葉県206戸(同7.1%)となっている。東京都のシェアは49.0%。

7、10月の地域別契約率は都区部65.3%、都下78.3%、神奈川県71.5%、埼玉県84.3%、千葉県78.6%。
戸(同96.1%)であった。

8、10月末現在の翌月繰越販売在庫数は4,519戸、
2012年9月末現在の4,543戸に比べて24戸の減少。
2011年10月末残戸数は5,054戸。

9、2012年11月の発売戸数は5,000戸の見込み(2011年11月4,820戸)。

 一概に大幅減少と言えないとも思われる。東日本大震災による液状化現象により、客から敬遠され、多くの大手デベが開発用土地を仕込んでいた湾岸部の高層・超高層マンション開発が見送られている。沿線沿いの内陸部の開発用地は限られ、取得するにも時間がかかっているものと思われる。いずれにしろイケイケドンドンの安倍内閣が誕生すれば、心理的な面からも大きく開発は回復してくるものと思われる。

[ 2012年11月19日 ]
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