アイコン 大同特殊鋼/工場汚水これまでも流していた 社員2名書類送検

名古屋海上保安部は19日、大同特殊鋼の知多工場で、国の基準を超える強いアルカリ性の汚水が海に排出されていた問題で、知多工場と責任者の社員2人を水質汚濁防止法違反容疑で書類送検した。

この問題は今年5月、大同特殊鋼の知多工場で、国の基準を少なくとも100倍を超える強いアルカリ性(pH11前後)の汚水が海に排出されていたもので、名古屋海上保安部は8月に工場を捜索して原因などを調べていた。
その結果、排水処理施設の責任者の社員2人が、雨が多い日など処理能力が限界を超えたときに、汚水を処理せずそのまま海に排出していたことがわかったという。2人は調べに対し「排水量が多く、処理しきれなくなりそのまま海に流していた」と話しているという。

同社は、海水汚染が発覚した8月20日、の翌日の21日に、「当工場西排水処理施設において、高濃度のアルカリ水が排水系統の地中配管接合部のシール不良部から侵入し、当該排水口から少量ずつ流出していた」と報告していた。これまでに汚染水を意識的に流していたことが判明していたにもかかわらず、同社は、嘘の報告(一部事実かもしれないが極少量)をそのままにし、発表してこなかった。
同社は「このような問題を発生させ、大変申し訳ありません。再発防止を徹底します」というコメントを出したが、嘘吐きはイカン。

[ 2012年11月20日 ]
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