アイコン コカ・コーラ/昼間電力殆ど使用しない自販機開発設置へ 電力会社頭痛し

コカコーラ自動販売機の節電対策を強化するため、大手飲料メーカーの「日本コカ・コーラ」は昼間に電力をほとんど使わなくても冷たい飲み物が提供できる新たな自動販売機を開発し、来年1月から設置を始めることにしている。

この自動販売機は、日中の消費電力を抑えようと開発されたもので、従来の販売機のように、販売間近の一部の飲料だけを冷やすのではなく、電力の供給に比較的、余裕がある夜間にすべての飲料を冷やす仕組みになっており、長時間冷却を停止しても温度の上昇が抑えられるように、自動販売機の内側に特殊な断熱材を 使うなどして保冷効果を高めている。そのため、日中の消費電力を最大で95%削減できるという。

日本コカ・コーラは、来年1月からこの新しい自動販売機の設置を始め、8年後の平成32年までに全国におよそ98万台ある販売機をすべて新しいものに切り替える方針。

平成19年末の自販機数は540万5300台、うち飲料販売用は263万77百台あまりとなっている。

石原都知事(当時)は、原発爆発停止による電力不足に当たり、消費電力が高い日本の自販機は多過ぎると問題を指摘した。これにより自販機会社は、自販機の一部営業停止に追い込まれたり、節電型を投入するなどしてきた。今回、抜本的な構造の改善により、大幅節電を可能とするコカ社の新機種開発は、今後の日本の自販機の潮流となるとともに世界にも輸出できるものと思われる。

しかし、原発再稼動で自民党政権誕生を待ち望む電力業界にとって、儲け幅が大きい昼間電力使用が減ることは、現時点では表向き節電要請をしているものの、内心は原発再稼動で再度巨額利益を目論んでいることから、頭の痛い省エネ開発品となる。また、オール電化を叫ぶことであろう。(今の発電コストは昼間も深夜も変わらない。大型給湯器など深夜電力を使用しなければ電気料金の上昇は抑えられる・・・深夜電力料金は原発稼動が前提の料金体系)
 

[ 2012年11月20日 ]
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