アイコン 高速増殖炉もんじゅ/2年以上前から延9679件の検査怠る

高速増殖炉もんじゅの事業主体である日本原子力研究開発機構は27日、高速増殖炉原型炉もんじゅの設備点検をめぐり、2010年7月以降、延べ9679件の内部規定上の手続きを怠っていたと発表した。
 もんじゅの二之宮和重副所長は「点検が必要な機器を管理するシステムが未完成で、処理が追いつかず、一部の手続きを放置していた。原発の保守管理上、大きな問題で、早急に対策をとりたい」と陳謝。同日、原子力規制庁に報告した。

1995年のナトリウム漏れ事故で停止したもんじゅは10年5月に運転を再開したが、同年8月燃料交換用装置を原子炉容器内に落下させる事故を起こし再び停止している。設備の安全性に問題はないとしている。
 この件数は、島根原発どころの騒ぎではない。こうした隠蔽された組織でもんじゅが運転されている以上、石原氏が核開発に絶対必要だとする高速増殖炉でも廃炉するしかない。
 ここ2年以上、もんじゅに対して、第3者機関のチェック機能が働いていなかったということになる。

運転中ならば、年に一回停止させ検査するが、原子力発電所それも高速増殖炉であり運転停止中でも同じことだろう。ここまでの件数の手抜きは危険水域を通り過ぎレッドカードだ。何か重大な問題が発生してもこうした事業主体である日本原子力研究開発機構の組織ならば、外部に放射能が漏れても外部で発覚しない限りすべて隠蔽することだろう。
恐ろしかばい。
 

[ 2012年11月28日 ]
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