梅の花(福岡)/9月決算 今期は黒字 阪急百貨店のH2O資本参加
同社は9月決算について、「思い立ったら即実行 実行力が会社を変える」を経営方針として、「感極まるサービス」を提供できるように取り組んできた。販売強化策しては、前期から引き続き、店舗責任者によ るお客様へのご挨拶、ご来店頂いたお客様への手書きによるお礼状の送付及び近隣の企業への訪問営業活動を行っている。さらに、おかずになる商品として、 「餃子」を新規開発し売上の増加を図っている。また、財務体質の強化を目的として、投資を抑制し、有利子負債の圧縮に努めた。店舗の出店及び閉店につきま しては、外食事業2店舗出店及び1店舗閉店、テイクアウト事業8店舗出店及び8店舗閉店、3店舗の分離と子会社間の異動により、当期末の店舗数は、256 店舗となっている。
事業部門別では、
1、外食事業は、昨年に引き続きテレビコマーシャルを重要な広告媒体としてとらえ、お客様に梅の花をより一層アピール出来るようにシリーズ化して提供した。また、近隣地域媒体への広告についても知名度の向上、新規のお客様の開拓を図ることを目的に積極的に実施している。経費の削減については、人件費コントロールに重点を置き、人員配置や勤務シフトを見直すことで、サービス水準を落とすことなく人件費を削減し、利益率の向上に努めている。出店及び閉店については、梅の花は、10月に「立川店(東京都)」、11月に「岡山店(岡山県)」を出店し、68店舗、チャイナ梅の花4店舗、かにしげ3店舗、その他店舗は、「季節釜めし花小梅」への業態変更に向けて、9月に「餃子屋一番(福岡県)」を閉店し、2店舗となった。
結果、外食事業の全店舗数は77店舗、売上高は190億13百万円(前期比101.0%)、事業部門営業利益は13億23百万円(前期比104.4%)となった。
2、テイクアウト事業は、梅の花テイクアウト店に続き、当期より古市庵テイクアウト店につきましても、おせちの取り扱いを始めており、売上の拡大に努めている。出店及び閉店については、古市庵テイクアウト店は、5月に「名古屋三越店(愛知県)」、「東京スカイツリータウン・ソラマチ店(東京都)」を出店し、1月に「八王子そごう店(東京都)」、2月に「枚方近鉄店(大阪府)」、「学園前近商店(奈良県)」、5月に「銀座松坂屋店(東京都)」を閉店し、136店舗となった。梅の花テイクアウト店は、3月に「神戸大丸店(兵庫県)」、6月に「泉北髙島屋店(大阪府)」、8月に「くずは京阪店(大阪府)」、9月に「新百合ヶ丘エルミロード店(神奈川県)」を出店し、4月に「池袋東武店(東京都)」、5月に「エキュート品川店(東京都)」、8月に「川崎ラゾーナ店(神奈川県)」を閉店し、10月に「山口井筒屋店(山口県)」、「堺北花田阪急店(大阪府)」、「仙台セルバ店(宮城県)」以上3店舗を、古市庵テイクアウト店より分離移管し、34店舗となった。その他店舗は、11月に新業態のテスト店舗として「千林商店街店(大阪府)」、3月に「あさひパン(佐賀県)」を出店し、9月にリニューアルを目的とした市場調査のため「千林商店街店(大阪府)」を閉店し9店舗となった。
結果、テイクアウト事業の全店舗数は179店舗_、売上高は110億16百万円(前期比100.9%)、事業部門営業利益は96百万円(前期比27.7%)となったとしている。
同社の決算営業利益と事業門営業利益との乖離については、同社へ現在問い合わせ中。
なお、本日、同社は、阪急・阪神百貨店グループのH2Oと資本業務提携を締結したと発表した。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
|
当期利益
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09年9月期
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28,327
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239
|
-171
|
-211
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10年9月期
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28,734
|
577
|
365
|
177
|
11年9月期
|
29,736
|
702
|
461
|
-155
|
12年9月期
|
30,029
|
510
|
558
|
256
|
12/9期/11/9期
|
101.0%
|
72.6%
|
121.0%
|
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13年8月期予想
|
29,556
|
550
|
470
|
250
|
13期予/12期比
|
98.4%
|
107.8%
|
84.2%
|
97.7%
|
12年9月期
|
総資産
|
純資産
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自己資本
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自己資本率
|
|
15,377
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7,186
|
7,186
|
46.7%
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