アイコン 一級建築士詐称 日建設計・大成建設の社員など/国交省

またまた一級建築士詐称者が発覚、偽造の免許証の写しにより、一級建築士と詐称していた事案が判明したと国交省が4日発表した。国交省では今後、当該者が関与した建築物の安全性の検証を関係特定行政庁を通じて進めるとしている。
これで判明した一級建築士詐称者は20名となった。

Ⅰ、薄木重成(設計には未就事)
1、発覚の経緯
平成21年1月に、他の資格者制度の手続きにあたって添付された一級建築士免許証の写しの内容について、建築士免許の登録機関が照会を受けて確認したところ、登録番号の登録者が薄木氏ではないことがわかった。
2、偽造免許証の写しを行使した事実
平成21年1月に、他の資格者制度の手続きにあたって添付書類として提出した。
3、今後の対応等
薄木氏は所属建築士として業務を行っておらず、建築物の設計は行っていない。平成24年7月に退社。

Ⅱ、三田昭彦(設計には未就事)
1、発覚の経緯
平成24年8月に、他の資格者制度の手続きにあたって添付された一級建築士免許証の写しの内容について、建築士免許の登録機関が照会を受けて確認したところ、登録番号の登録者が三田氏ではないことがわかった。
2、偽造免許証の写しを行使した事実
平成24年8月に、他の資格者制度の手続きにあたって添付書類として提出した。
3、今後の対応等
所属会社は建築士事務所ではなく、建築物の設計は行われていない。平成24年9月に懲戒解雇。

Ⅲ、石原直次(天下の日建設計勤務、設計担当)
1、発覚の経緯
平成24年8月に、勤務先の建築士事務所が、建築士免許の登録機関に照会を行い確認したところ、登録番号の登録者が石原氏ではないことがわかった。
2、偽造免許証の写しを行使した事実
平成21年11月に、確認申請書に添付し民間確認検査機関に提出した。
3、今後の対応等
東京都及び関係特定行政庁に対し、石原氏が関与した建築物の調査及びそれらの安全性の確認を要請した。平成24年3月に退社。

Ⅳ、矢野修治(天下の大成建設元勤務、設計には未就事)
1、発覚の経緯
平成24年9月に、勤務先の会社が、建築士免許の登録機関に照会を行い確認したところ、登録番号の登録者が矢野氏ではないことが分かった。
2、偽造免許証の写しを行使した事実
平成17年4月に勤めていた会社に提出した。
3、今後の対応等
矢野氏は所属建築士として業務を行っておらず、建築物の設計は行っていない。平成24年11月に退社。

Ⅴ、茂泉直(設計には未就事)
1、発覚の経緯
平成24年9月に、勤務先の会社が、建築士免許の登録機関に照会を行い確認したところ、登録番号の登録者が茂泉氏ではないことが分かった。
2、偽造免許証の写しを行使した事実
平成19年8月に履歴書に添付し雇用された会社へ提出した。
3、今後の対応等
茂泉氏は所属建築士として業務を行っておらず、建築物の設計は行っていない。
 

[ 2012年12月 5日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索