アイコン 10月の景気判断「悪化」に引き下げ/内閣府

内閣府は7日、主に企業の生産活動からみた景気の現状判断を、「悪化」に引き下げた。景気判断の「悪化」は、米リーマン・ショック後の2009年4月以来。
内 閣府が同日発表した10月の景気動向指数(速報)のうち、景気の現状を示す一致指数(05年=100)が90.6となり、前月を0.9ポイント下回った。 このため、一致指数にもとづく景気判断も、前月の「下方への局面変化を示している」から下方修正した。一致指数の前月割れは7ヶ月連続。

平成24年10月分(速報)の概要
1、10月のCI(速報値・平成17 年=100)は、先行指数:92.5、一致指数:90.6、遅行指数:87.2となった。5月95.8、6月94.1、7月93.0、8月93.2、9月91.6、10月92.5
先行指数は、前月と比較して0.9ポイント上昇し、2ヶ月振りの上昇となった。3ヶ月後方移動平均は0.17 ポイント下降し、6ヶ月連続の下降、7ヶ月後方移動平均は0.60 ポイント下降し、4ヶ月連続の下降となった。

一致指数は、前月と比較して0.9 ポイント下降し、7ヶ月連続の下降となった。3ヶ月後方移動平均は1.06 ポイント下降し、5ヶ月連続の下降、7ヶ月後方移動平均は0.97 ポイント下降し、4ヶ月連続の下降となった。
遅行指数は、前月と比較して0.5 ポイント上昇し、2ヶ月振りの上昇となった。3ヶ月後方移動平均は0.17 ポイント上昇し、2ヶ月振りの上昇、7ヶ月後方移動平均は0.16 ポイント上昇し、30ヶ月連続の上昇となった。
2、一致指数の基調判断:景気動向指数(CI一致指数)は、悪化を示している。
3、一致指数の前月差に対する個別系列の寄与度は以下の通り。


<寄与度がプラスの系列>
C8:商業販売額(卸売業)(前年同月比):0.16
C10:中小企業出荷指数(製造業):0.13
C1:生産指数(鉱工業):0.10
C2:鉱工業生産財出荷指数:0.10
<寄与度がマイナス系列>
C4:耐久消費財出荷指数:-0.37
C3:大口電力使用量:-0.31
C5:所定外労働時間指数(調査産業計):-0.27
C6:投資財出荷指数(除輸送機械):-0.18
C7:商業販売額(小売業)(前年同月比):-0.12
C11:有効求人倍率(除学卒):-0.06
C9:営業利益(全産業): -0.03
 

[ 2012年12月 7日 ]
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