アイコン ブラジルにおけるBSEの発生 輸入停止/厚労省

 厚労省は8日、農水省より、ブラジルで牛海綿状脳症(BSE)が確認されたとの情報を得たので、同国産牛肉等(加工品を含む)の輸入手続を本日より停止すると発表した。

1.経緯
 厚労省は8日、農林水産省より、ブラジル パラナ州の13歳の繁殖牛(雌)が、BSE発生1例目として、12月7日付けで、同国政府より国際獣疫事務局(OIE)に対して通報があったことが確認されたとの情報を得た。

2.対応
(1) 当該情報を踏まえ、ブラジル産牛肉等(加工品を含む。)の輸入手続を本日より停止することとし、検疫所に通知した。
(注)ブラジル産牛肉については、農林水産省において家畜衛生上の観点から生鮮牛肉の輸入を認めていない。
(2) また、検疫所では平成16年7月よりブラジルを含むBSE非発生国であっても、特定危険部位(SRM)を含む食品は、輸入しないよう輸入者を指導しているが、念のため詳細を確認中。

ブラジルからの11年の牛肉輸入量は約1400トンで、全世界からの輸入量の0.3%。ブラジルは口蹄疫の発生国であるため生鮮牛肉の輸入はこれまでも認めておらず、加熱処理した牛肉のみを輸入している。BSEを理由とした牛肉の輸入停止は、03年12月に米国に対して実施して以来9年ぶりとなっている。

[ 2012年12月10日 ]
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