アイコン 日立/インドの火力発電所建設需要、中国相手ではないと

日立Sの中西社長は13日、海外初の取締役会を開催したインドのニューデリーで時事通信な どのインタビューに応じ、インドで急激に需要が高まっている火力発電分野で、中国を含む国際的な競争が激化していることについて、「インドは環境問題(へ の対応)が厳しくなる。効率や環境装置を含めた総合的な火力技術では中国は恐い相手ではない」と述べ、日立の製品が環境面で競争優位に立てるとの認識を示 した。
以上、時事通信が伝えている。

当然だろう、中印戦争を忘れてしまったのだろうか。インドは中国のチベット問題など覇権主義を嫌っており、日本や米国がアフガンへの防衛拠点として金を垂れ流すパキスタンも所詮中国の影響下にある(その垂れ流し資金で中国戦闘機の最新鋭「殲」を購入)。印パは宗教問題から昔から対立関係にあり、印パは原子爆弾をほぼ同時期に実験し双方成功させている。
そうした関係からもインドは、中国を全く信用していない。日立はインドで今回取締役会を開催するなど力を入れ猛烈にインド政府へアピールしだしている。イギリスとともに今後の戦略のターゲットにしているようだ。

日本政府も言葉多き中国より、ノビシロが大きくこれからのインドを含めた東南アジア西方域にターゲットを絞った方が、政治的な経済ロスもなく賢明である。
ビルマも中国の影響下にあり、イラワジ川流域に中国は大規模ダムをいくつも建設(カチン州)している。しかし、建設現場に地元民を使わず、中国からの労働者で建設されている。今後発電される電力もダム建設の投資代として中国需要に廻す計画であり、地元のカチン族と利権問題で政府と対立する構造となっている。一般国民もダム建設労働者問題で軍事政府に対して批判的になっている。
ビルマの竪琴よろしく、日本政府はビルマに嫌われておらず、ともに仏教国であり低姿勢で、中国の影響を減少させ続けるべきである。こうした領域に強固な楔を打ち、一帯に日本の経済的な影響力を行使していく必要がある。タイ国のように。

[ 2012年12月14日 ]
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