アイコン 11月の全国百貨店売上高7ヶ月ぶりプラス/日本百貨店協会

概況
 1. 売上高総額    5,542億円余
 2. 前年同月比    2.2%(店舗数調整後/7ヶ月ぶりプラス)
 3. 調査対象百貨店 86社 249店(平成24年10月対比±0店)
 4. 総店舗面積    6,324,398m2(前年同月比:-1.4%)
 5. 総従業員数    83,208人(前年同月比:-5.6%)

<11月売上の特徴>

 7ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなった。また、その増加率は2.2%を記録し、震災の反動要因があった今年3月(+14.1%)を除くと、伸び率としては本年最高水準を記録した。
 11月は全国的に平年を大きく下回る気温低下から、展開最盛期のコートを中心とした重衣料やマフラー・手袋などの防寒用品を含む主力の衣料品(+3.4%)が活発に動いたほか、特選・ブーツ・ハンドバッグに動きが見られた身のまわり品(+5.2%)も大幅な伸びを示した。
土曜1日減などのマイナス要素もあったが、入店客数は前年並みに留まり、化粧品(+3.7%)や高額商材(美・宝・貴:+1.0%)なども引き続き好調を持続した。

当月の特徴的な動向としては、
(1)改装店舗がほぼ出揃った東京(+3.1%)や大阪(+6.4%)を中心に大都市(10都市:+3.3%)が商況全体を牽引したこと、
(2)10都市以外の地区(+0.0%)も本年3月以来8か月ぶりに前年を確保したこと、
(3)商品別では外商商材の計上の影響を受けた家庭用品を除く各品目が前年をクリアするなど全般に好調だったこと
などがあげられる。
また、お節句やクリスマスケーキなどの季節商材が好調だったほか、歳暮の前半戦も堅調に推移した。
訪日外国人は大震災以降回復が遅れていた韓国が戻り始めたほか、東南アジア(特にタイ)からの来店が大きく伸びたことなどから、売上・客数共に2ヶ月ぶりのプラス(売上高:+9.1%、購買客数:+3.7%)となったこと、などが報告されているとしている。

[ 2012年12月19日 ]
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