アイコン 小雪の韓国での出産に思うこと

日本での産後入院は1週間となっており、韓国では2週間、産後のケア方法も24時間体制の韓国の産院が充実しているという。
以前にも掲載したが、産科で一番充実しているのはフランスであり、産後の体操によるボディーケアも保険が利くとされる。
日本では、金さえ出せば、24時間体制の大手私立病院の産科では2週間でも3週間でもいられるはずだ。ただ、1週間を過ぎた心身のケアマニュアルはなく、そこは培ってきた韓国の産院に軍配は上がろう。
日本の産科医は、万が一の負担の重さから医者の卵から敬遠されており、そうした医療体制の充実が求められている。しかし、保険医療費問題も絡めた厚労省と結託した学会が牛耳っており、時代とともには進化しない学会組織となっている。

そのため、日本では赤ちゃんの出産前検査などもご法度となっており、卵子提供出産に至ってはとんでもないとされている。
卵子の老化に至っては、最近NHKが特集を組み、やっと国民に周知され問題になるなど厚労省のこれまでの姿勢は大きな問題ともなっている。ユニセフ版のカンガルーケアについても赤ちゃんが何人も犠牲になっても何の対策指針も出してこなかった(先般やっと指針が見直されたようだが・・・)。

今回の問題については、イロイロな見解があろうが、普通の出産に2週間が必要かどうかは不明。赤ちゃんが元気だったら早く家に帰りたい産後の女性もいっぱいいる。しかし、心身が弱っている出産後の女性も多く、画一的に捉えさせる現行の制度にも問題はある。
 
韓国の産院がどうのこうのいう前に、日本の産科体制が時代遅れになっていることは現実問題である。また、既に日本の医療はがん治療に見られるように金次第となっており、産科・産院も高齢出産が進み、こうしたニーズに応えられる体制作りが必要となっている。

日本のスマホの半分以上が韓国製であり、米製とされるアップル製品も韓国製半導体や液晶が山と使用されているほど時代はグローバル化している。
少子化が進む日本にあり、今回の問題で世の癌である学会は別に、男世界の厚労省が少しでも問題を感じ取り、前に向けば良いが・・・。
今回の小雪問題は、少子化問題、待機児童問題・女性進出問題とも同次元で日本の厚労省行政に対して問題を投げかけているといえよう。

[ 2013年1月15日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索