世界初の海洋温度差発電を実証実験へ/佐賀大学ら
佐賀大学は、沖縄県の久米島にある沖縄県海洋深層水研究所と協力して、海水の深さによる温度の違いを利用して発電を行う海洋温度差発電を、この研究所の敷地に発電設備を設け、本年3月から実証試験を行うことになった。
佐賀大学は、佐賀県伊万里市の施設で30年前から研究を続けており、既に基礎技術は確立、(研究費を使用して)いつまでも研究してもラチがあかないため、再生エネルギーが渇望されている今、世界初となる実証実験に入る。
海洋温度差発電は、時間や天候に左右されずに、安定して発電できる再生可能エネルギーとして注目されている。成功すれば、2年以内に実用化を目指すという。
沖縄の東シナ海側にある沖縄トラフは、大陸棚から久米島の近隣で急激に深くなっており、海洋温度差発電には打って付けの場所である。佐賀大も30年も基礎研究していることから、成功は間違いないだろう。後は発電コストの問題、その辺は今のところ説明されていない。(安価に発電できたら、東京湾口も急激に深海となっており発電ポイントとなる。日本はこうした発電ポイントだらけであり、佐賀大にはぜひ成功させてもらいたいものだ。)
九州のどっかの大学も潮流発電を研究していたが、その後どうなったのであろうか。
[ 2013年1月25日 ]

モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント