アイコン ボーイング787型機/NTSB初期調査結果 リチウムイオン電池の熱暴走

米運輸安全委員会(NTSB)は24日、ボーイング787型機の米ボストンの空港で発生した補助バッテリーの発火事故と高松空港で起きたメインバッテリーの熱溶融事故について初期段階の調査結果を発表した。
それによると、

1、バッテリーには、発火やショート、発熱が更なる発熱をまねく「熱暴走」現象が見つかった。
ただ、どの順番でそうした現象が起きたのか、もしくはどのように引き起こされたのかは不明。
2、バッテリー収納部分(20インチ)にもダメージが見つかる。
 バッテリーは駐機中に電力を供給する補助動力装置(APU)向け
3、バッテリーの8つのセルに過充電された証拠はない。
4、NTSBは、バッテリーの内部異常の可能性、もしくは英セキュラブレーン・テクノロジーズ社が製造した充電装置を含む関連機器に問題がある可能性を否定せず
5、NTSBは、充電ユニットと起動ユニットの双方で1つの問題を突き止めたが、バッテリー発火との因果関係は不明。
6、バッテリー不良によるトラブルを防ぐよう設計された複数のシステムは何故機能しなかったのか
など。

<電源システムの主受注先>
日GSユアサ:リチウムイオン電池
英セキュラブレーン・テクノロジーズ社:充電装置を含む関連機器
仏タレス社:電力変換システム
米UTCアエロスペース:補助動力装置(APU)供給、電気系統の請負主体

ボーイング787型機

[ 2013年1月25日 ]
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