アイコン 新日本科学(指宿市)/京大iPS細胞研究所との共同研究提携

(株)新日本科学(東京・鹿児島指宿)は13日、このたび京大iPS細胞研究所(所長:山中伸弥、以下「CiRA」)と「人工多能性幹細胞(iPS 細胞)1」由来神経細胞による脳移植治療実現化に向けた安全性試験法の確立」について、3年間の共同研究契約を締結した。
本共同研究において、CiRAの高橋淳教授が取り組まれているiPS細胞由来のドパミン産生ニューロンを用いたパーキンソン病治療の安全性評価を効率良くかつ迅速に実施することで、臨床応用への開発促進が期待される。
新日本科学は、非臨床試験のノウハウを活用し、iPS細胞を用いた臨床応用に必要な安全性試験の確立を目指す。

高橋淳教授は、すでにヒトES細胞から誘導したドパミン産生ニューロン移植によるカニクイザルパーキンソン病モデルの神経症状改善に成功している。また、ヒトiPS細胞におい
てもドパミン産生ニューロン誘導とモデルサルへの移植に成功している。
これらの結果をふまえて、CiRAおよび新日本科学は、ヒトでの安全性を担保する目的で非臨床研究を進める。また、本共同研究を通じて、新日本科学は、今後、ニーズが高くなると予想される細胞医療の安全性評価分野におけるエキスパート人材の養成にも注力する。
新日本科学は、非臨床試験における安全性評価において豊富な経験と実績を有しており、
2001年からサルを用いたパーキンソン病モデル動物を作製して、CiRAの高橋淳教授との研究協力体制を築いてきた。
今後、アカデミアおよび製薬企業がiPS細胞を用いた細胞治療法に関する研究を進めていく上で、非臨床試験の受託事業にも積極的に参画していく予定。なお、本件が当社グループの今期業績に及ぼす影響は軽微としている。
 
なお、新日本科学は、医療実験用サルを指宿市に約1000匹飼育し、医療品開発の実験に使用している。サルが反乱を起こさなければよいが・・・。

[ 2013年2月14日 ]
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