アイコン 竹中工務店/創業家外から始めて社長誕生 中間決算

竹中工務店は31日、宮下正裕取締役執行役員副社長(66)が3月28日付で社長に昇格する人事を発表した。
竹中統一社長(70)は代表権のある会長に、渡辺暉生取締役執行役員副社長(68)は代表権のある副会長に就任する。
需要拡大が見込まれる都市再開発事業に精通する宮下氏を創業家以外から初めてトップに起用する。社長交代は33年ぶり。
宮下氏は、駅前再開発などに幅広く携わってきた。国内建設市場の縮小に伴う受注競争の激化で、竹中工務店は2012年1~6月期に10年ぶりに営業赤字を計上。 

竹中氏が積極的に進めてきた海外事業とともに、国内事業のてこ入れで経営の立て直しを急ぐ。
以上、日経等参照。

同社の場合は、東日本大震災の復興工事も、土木部門は竹中土木(平成23年12月期の売上高は590億89百万円)があるものの、他のスーパーゼネコンに比し、非力であることは免れず、また関西ゼネコンとして、被災地のインフラ再整備の超大型土木工事の受注は難しいと思われる。
震災復興工事では、まだ新住宅地の土地の手配も終わっておらず、各種官庁施設の箱物はかなり遅れるものと思われる。
(土木事業も他のスーパーゼネコンが東北に傾注すれば、関西での受注は取りやすくもなる)

<平成24年12月期の中間期の業績>
同社の平成24年12月期の中間期(6月)の業績は、売上高4501億49百万円、営業利益▲110億24百万円の赤字、経常利益▲68億30百万円の赤字、当期利益▲66億52百万円の赤字となっている。一般的に建設物は、年度末の2~3月に引き渡される物件が多く、中間期での赤字は、通期の業績が心配される。
竹中工務店の平成24年6月末の主な手持工事
・新ドーハ国際空港運営委員会 ドーハ国際空港エミリターミナル
・㈱朝日新聞社 中之島フェスティバルタワー新築工事
・エヌ・ティ・ティ都市開発㈱、大阪駅北地区開発特定目的会社、積水ハウス㈱、ナレッジ・キャピタル開発特定目的会社、ノースアセット特定目的会社、阪急電鉄㈱、三菱地所㈱、メックデベロップメント㈲ (仮称)大阪駅北地区先行開発区域プロジェクト             Bブロック新築工事
・飯野海運㈱ 飯野ビルディング新築工事
・近畿日本鉄道㈱ 阿倍野橋ターミナル整備事業のうちタワー館建設(建築その1)工事

 

[ 2013年2月 1日 ]
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