アイコン 1月の普通鋼鋼材需給 生産6.5%増、出荷は輸出堅調/日本鉄鋼連盟速報

2013年1月普通鋼鋼材需給速報について、普通鋼鋼材生産は、前年同月(591.9万トン)比38.6万トン・6.5%増の630.5万トンと3ヵ月連続の増加となった。また、前月比では47.6万トン・8.2%増加した。
1月の出荷は、国内向けは379.1万トンで、前年同月比では2.0万トン・▲0.5%減と6ヶ月連続の減少となった。
また、前月比では19.8万トン・5.5%増加した。輸出向けは232.6万トンで、前年同月比で55.5万トン・31.4%増となり、7ヶ月連続の増加となった。また、前月比では4.1万トン・▲1.7%減少した。

この結果、出荷合計では、前年同月(558.2万トン)比53.5万トン・9.6%増の611.7万トンと3ヶ月連続の増加となった。また、前月比でも15.7万トン・2.6%の増加となった。

 1月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(644.8万トン)比18.8万トン・2.9%増の663.6万トンで、2ヶ月振りの増加となった。
内訳をみると、メーカー在庫が前月末(508.6万トン)比22.5万トン・4.4%増の531.1万トンと2ヶ月振りの増加となった。
また、問屋在庫は前月末(136.2万トン)比3.8万トン・▲2.8%減の132.5万トンと2ヶ月振りの減少となった。

 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(546.1万トン)比19.2万トン・3.5%増の565.3万トンと2ヶ月連続の増加となった。
また、輸出船待在庫は前月末(98.7万トン)比0.4万トン・▲0.4%減の98.3万トンと2ヶ月連続の減少となった。

 在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(13.7万トン増の171.6万トン)、亜鉛めっき鋼板(4.0万トン増の103.3万トン)、冷延広幅帯鋼(2.5万トン増の60.4万トン)、特殊線材(1.2万トン増の5.1万トン)であった。

一方、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、軌条(▲1.8万トン減の5.2万トン)、ブリキ(▲1.0万トン減の8.5万トン)、鋼管(▲1.0万トン減の48.9万トン)であった。

1月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の108.2%から0.3ポイント上昇し108.5%となり、10ヶ月連続で100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の152.0%から▲2.9ポイント低下し149.1%となった。

・在庫は減った方が景気が好いことになる。
 

[ 2013年3月 4日 ]
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