資生堂/末川社長中国事業引責辞任 前田会長社長兼任で株価上昇
資生堂は11日、4月1日付で前田新造会長(66)が社長を兼務する人事を固めた。2011年4月、52歳の若さで社長に抜てきされた末川久幸社長(53)は、僅か2年で退任することになった。
先般の中国検疫当局発表による同社の日焼け止めクリーム「アネッサ」にカドニウムが検出された事件でも、同社から今だ何も発表されないという異常事態となっている(無視して乗り越える姑息な手段を用いているのだろうか)。
動物実験中止にしても、化粧品や医薬部外品については、今後動物実験を行わないとしても、医薬品については中止を述べていない。以前から計画されていたもので話題性を狙ったものとしか言いようがない。
資生堂は8日、「World's Most Ethical Companies 2013 (世界で最も倫理的な企業)」に2年連続で選出されたと発表しているが、カドニウム問題は中国側の捏造なのか何なのかはっきりさせてもらいたいものだ。これこそ人に対する一番大事な倫理ではないのだろうか?
これまで、中国市場では優位にあったものの、反日の動きに対応をミスったのか今では工場の整理統合に行き着くさまとなっている。
やはり、日本市場とともに国際戦略、特に中国市場を経験した実力者でなければ、反日の中で舵取りは難しいものであったと思われる。
同社の9月中間期における売上高構成比は国内55.9%、米国13.2%、欧州11.0%、豪州アジア19.9%となっていたが、国内の不況による不振、第3四半期までの円高、欧州の不況による伸び悩み、反日による中国の落ち込みにより今期売上高はマイナスに転じる予想となっていた。
こうした外部環境の変化も末川社長には不利に動き大変だったろうが、経営者にはツキも必要だ。
業績推移と今期予想
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連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第3四半期
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490,704
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26,748
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26,975
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5,774
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13年3月期第3四半期
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484,788
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9,151
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10,090
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4,561
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前期第3四半期比
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98.8%
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34.2%
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37.4%
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79.0%
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13年3月期通期予想
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680,000
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24,500
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25,500
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10,500
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12年3月期実績
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682,385
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39,135
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39,442
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14,515
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11年3月期実績
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670,701
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44,458
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44,480
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12,790
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10年3月期実績
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644,201
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50,350
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51,485
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33,671
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通期予想/前期実績比
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99.7%
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62.6%
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64.7%
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72.3%
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