平成２１年１１月２４日穴吹工務店など３社は、負債額１５００億円を抱え会社更生法の適用を申請、２２年９月３０日、東京地方裁判所より更生計画の認可決定を受けた。同社はこれまで（株）ジェイ・ウィル・パートナーズが管理及び運営するファンド及び大京が出資する合同会社ジェイ・エル・ケイの支援の下、更生されてきた。

＜分譲マンション管理では日本一＞
穴吹工務店傘下にはマンション管理を行う金星の穴吹コミュニティがあり、平成２４年９月期時点でのマンション管理受託戸数は６８,５０２戸、受託管理組合数は１,１８１組合。平成２３年３月期の売上高は１８８億３１百万円、営業利益２０億０８百万円。
　大京には大京アステージがあり、管理戸数は両社合計で５０万戸を超え、日本最大級となる。（日本ハウズイングと合人社は業務提携して５４万戸となるが、日本ハウズイングは数多くの１Ｒマンションを管理しており、ファミリータイプの分譲マンションの管理戸数では大京グループが第１位となる）

穴吹工務店の平成２４年９月期の売上高は３１８億０７百万円、営業利益は６５億１８百万円、純利益は１７０億７９百万円（債務免除の効果あり）、純資産136億59百万円、借入残は約６００億円となっている。
大京が当初から支援出資していたことから、傘下になることは既定路線であった。オリックスのなしたる技であろう。