関西テレビ「スーパーニュースアンカー」で別人画像使用
関西テレビが去年11月のニュース番組の中で放送したインタビューについて、音声はインタビューを受けた本人のものだったものの、映像は別人のものを使って放送していたことがわかった。
昨年11月30日の夕方のニュース番組「スーパーニュースアンカー」で、大阪市職員の複数が、法律で禁止されている兼業をしている実態が明らかになったとして、内部告発者のインタビューを放送。
インタビューの音声はインタビューを受けた本人のものを使用したものの、映像は取材現場にいた撮影スタッフの後ろ姿を放送。取材に応じた内部告発者が「自分であることを特定されたくない」と要望したため、現場スタッフの判断で行ったという。
放送後に取材スタッフが「この手法でよかったのか」と上司に相談したことがきっかけで内部調査し判明したという。
こうした放送では音声も変えていたと思われ、告発者の後ろ姿も偽者であったということになるが、テロップ一つ流し、取材者側を写し本人を写さないことだってできるはずだ。
関西テレビは、ねつ造や、やらせにはあたらないと考えるが、内部告発者を守るためとはいえ、映像表現として不適切だった。真摯に受けとめ、再発防止に努めたいとコメントしているという。
[ 2013年3月13日 ]
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