アイコン 巨額脱税容疑の丸源ビル、消防法違反17棟211項目是正命令/消防庁

巨額脱税の疑いで東京地検特捜部が捜査中の「丸源ビル」は、消火器を設置し ないなど火災予防が不十分だとして、消防法違反などの疑いでも消防当局の追及を受けている。昨年の立入検査(査察)で、東京・銀座と福岡・小倉のビル計 17棟に、計211項目の違反が判明。東京消防庁は今年1月、是正命令を出したが、改善されなければ刑事告発される可能性もある。

スナックなど十数店舗が入る銀座の「丸源第14ビル」。ある店舗では、外付けの避難階段につながる非常口がベニヤ板で塞がれていた。消火器が備え付けられていないフロアもあり、このビルだけで消防法や建築基準法の違反が19項目あった。
店舗関係者は「丸源に早く直してくれと申し入れているが、何もしてくれない」とこぼす。

東京消防庁が昨年1~3月、銀座の丸源ビル7棟を検査したところ、避難経路にテーブルや椅子を置いていたり、非常口への誘導灯がなかったり、消防法などの違反項目が100以上に上ったという。

このため、同庁は、ビル管理者の「丸源」社長・川本源司郎容疑者(81)(法人税法違反容疑で逮捕)に文書や口頭で何度も改善を指導。川本容疑者はその都度、「やるべきことはやる」などと応じたが、ほとんど改めなかったため、是正命令に踏み切った。
 北九州市消防局も昨年5~6月、小倉にある丸源ビル10棟を検査し、スプリンクラーが作動しないなどの109項目の違反を指摘した。ただ、誘導灯の電球を交換するなどの改善しか見られず、11月に改めて勧告書を出した。

以上、読売新聞

 

[ 2013年3月14日 ]
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