イオン系列で復活なるかダイエー/2月決算 来期も赤字予想
双頭ではダイエーの再建も難しかったことを経営数字が物語っており、先般双頭の一頭で あるイオンが、痺れを切らし系列化すると発表した。イオンはこれまでダイエー議決権の19.89%を有しているが、一部丸紅所有株も含め、所有株が40% 以上になるまで公開買い付けを行うと発表している。
ダイエーの当期は、広告宣伝量を圧縮しているためマスコミも相手にせず、メディアにも登場しなくなった影響からか、回復どころか再度営業利益段階で赤字を露呈している。
イオンのPB商品であるトップバリュ商品の構成も、開発商品全体の売上高構成比では約13%まで拡大させており、イオン化でさらなる増加余地は限られている。
同社の経営再建には、幹部役員や前線責任者たちが、イズミやハローデイへ修行に行った方が賢明かと思われる。ダイエーのブランド力も消費者により損なわれ続けており、天国にいる中内さんには悪いが、ここまで来ればその名も必要ないかも知れない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年2月期
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976,815
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-1,156
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-4,714
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-11,885
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11年2月期
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911,801
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3,243
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-1,144
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-5,318
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12年2月期
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869,494
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3,729
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403
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-11,379
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13年2月期
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831,293
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-2,683
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-3,674
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-3,693
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前期/当期
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95.6%
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14年2月期連結予想
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818,000
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1,000
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-3,000
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未発表
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14/2期予想/13/2期比
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98.4%
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13年2月期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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355,853
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133,476
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133,428
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37.5%
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[ 2013年4月15日 ]
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