アイコン 四川省地震 死者不明者204名 負傷者1万1千人超す

四川省4月20日午前8時2分に、中国四川省雅安市蘆山県(北緯30.3度、東経103.0度、 上海から西方2千キロ超)で発生したマグニチュード(M)7.0(深さ約15K)の直下型地震による死者・行方不明数は、21日午後時点で204人、負傷 者は11,492人、被災者は150万人に達している。

中国政府は21日までに軍や武装警察、医療関係者ら計約3万人を被災地に派遣し、生存者の捜索や被災者支援など救援活動に全力を挙げている。

道路が各所で崩れたり、岩や土砂で遮断されたりしており、救助活動は難航。部隊が21日になってようやく入れた地区もあり、死傷者がさらに増えるのは確実となっている。なお、中国政府は21日、日本含め各国からの救援申し出を、救援隊や救援物資は足りているとして辞退した。

<2008年の四川大地震>
2008年5月12日14時28分発生した四川大地震は、震源は、四川省阿壩・チベット族チャン族自治州汶川県映秀鎮で発生、M8、震度6弱、死者不明者数9万人を超え、学校、幼稚園の耐震性のない建物が崩れ、幼児や生徒にも多くの犠牲者が出た。

<原因>
四川省付近で大地震が発生するのは、ユーラシアプレート(北)にインドプレート(南)が重なり合い、東南側ではオーストラリアプレートの3つのプレートがぶつかり合う一帯となっていることが起因している。
インドプレートの北進圧力により、ユーラシアプレートとの境に歪が生じ、歪修正のため、大地震が発生しているとされる。
地震は北進するインドプレートとユーラシアプレートがヒマラヤ山脈でぶつかり、四川盆地へ向け急激に低くなっていく山々(プレート境界線)に、いくつもの断層があり、その断層が動いたとされる。
今回の地震も四川盆地西端側の山間部で発生している。

<パキスタン・イラン国境地震>
4月16日パキスタンとイラン国境沿いのイラン側で発生したM7.8の地震。
地震が発生した地のパキスタン側では、アラビアプレートとユーラシアプレートおよびインドプレートの3つのプレートがぶつかり合っている。イラン側(インド洋側)ではアラビアプレートが北に向けユーラシアプレートとぶつかっている。

気象温暖化で日本も春と秋が短くなってきており、地球を覆っているプレートの動きも何かおかしくなってきているようだ。

 

[ 2013年4月22日 ]
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