アイコン 2月の造船統計/国交省

国交省が17日発表した2月の造船統計は次の通りとなっている。
平成25年2月分の造船主要52工場の鋼船建造実績は、起工27隻、98万G/T、竣工25隻、118万3千G/T、竣工船価1,131億円、生産指数65.6であり、生産指数の前年同月比は、▲7.5%減であった。

このうち、国内船の竣工実績は、合計3隻、5千G/T、生産指数43.3であった。
内訳は、一般油送船1隻、化学薬品船1隻、その他の船1隻であった。
また、輸出船の竣工実績は、合計22隻、117万8千G/T、生産指数66.7であった。
内訳は、貨物船は19隻で、そのうち一般貨物船は6隻(パナマ向け)、鉱石専用船は2隻(パナマ・リベリア向け)、ばら積み船は9隻(パナマ・シンガポール向け)、コンテナ船は1隻(リベリア向け)、鉱石兼ばら積み船は1隻(リベリア向け)であった。油送船は3隻で、そのうち一般油送船は2隻(リベリア・パナマ向け)、化学薬品船は1隻(リベリア向け)であった。
鋼船修繕実績は、103隻、工事金額44億円であった。

(輸出船が多いのは、日本の船舶会社もタックスへブン国の子会社所有にしている場合が殆どのため)
 円安で海外の船舶会社勢も燃費と品質に優れた日本の造船会社に発注しやすくなってきている。しかし、韓国までウォン安に振れており、持ち前の死に者狂いで受注活動する韓国勢に日本の造船業界は殆ど負けてしまう。
韓国勢は今や日本より中国と受注競争しており、建設業界のように安値受注で大赤字になる可能性も残っている。それともポスコが世界不況から格安の価格で造船鋼材を入れるのであろうか。
(韓国の大手造船7社は、不況によりファイナンス調達が難しく、ここ1年間で44%借入金が増加しているという、株価も下がっている)
 

[ 2013年4月22日 ]
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