建築主体の地場ゼネコンの三和建設（株）（兵庫県姫路市平野町４３、代表：中農誠剛）は４月２３日、申請処理を酒井康生弁護士（電話０３－５２９８－８２８１）ほかに一任して、神戸地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。
負債額は約２４億円。
同社は昭和３０年創業の地場ゼネコン。以前は約８０億円の売上高を計上していたときもあったが、官庁工事の減少に加え、不況による民間工事の減少により、売上高を落としていた。また、社会福祉法人長和福祉会の老健施設工事では大口焦げ付きが発生、前期は競合から採算性も悪化させ、赤字となり資金繰りを悪化させていた。