アイコン 1300億円日本人をカモに ハゲタカMRI(エムアールアイインターナショナル)MARS投資

MRI金融庁は25日、アメリカの債権回収会社「MRI INTERNATIONAL,INC.」(エムアールアイインターナショナル)(5330 South Durango Drive Las Vegas, Nevada 89113)が、東京都千代田区永田町2-14-3 赤坂東急ビル内に事務所を置き、事業投資として日本人顧客から集めた1300億円を超える資金の多く が確認できず、不明になっていることが判明、登録取り消しの処分を行う方針を固めた。
この会社は、アメリカの医療機関が保険会社に診療報酬を請求する権利などを買い取って回収する事業を行っていて、この事業への投資として、日本人顧客から約8700人から1300億円(一人当たり1500万円)を超える資金を集めていたという。
会社側は、集めた資金はアメリカの金融機関の口座で管理しているとしているが、証券取引等監視委員会(証取委)の検査では資金の多くが確認できず、不明になっているという。

会社が約束していた顧客への配当の支払いも滞っているということで、金融庁は、26日にも金融商品取引業の登録取り消しの処分を行う方針を固めた。
また、証取委は、会社が多額の損失を出して、集めた資金が失われているおそれもあるとみて、アメリカ当局との連携も視野に資金の流れなどを詳しく調べることにしている。

「エムアールアイインターナショナル」は、15年前に日本に事務所を開設し事業への投資に対して年間6%~8.5%の高配当を約束して顧客を集めていた。投資対象事業は、医療機関に代わって診療報酬を回収するというもので診療報酬の支払い手続きに時間がかかるアメリカでは投資対象(MARS投資)にもなる一般的な事業だという。

この会社はアメリカで事業を行う一方、資金は日本でしか集めていなかったということで、いくつもの経済雑誌に広告を掲載するなどして安定的な投資先だと宣伝していた。しかし、今年になって証取委の検査が入り、3月、行われる予定だった新たな顧客の募集は延期されていた。

 第2の安愚楽かき牧場の様相である。今回は日本人をカモにしたもので、ハゲタカの本拠地アメリカ投資企業のアメリカ本国での運用であり、何も実質解明されないまま泣き寝入りになることだろう。
 

[ 2013年4月26日 ]
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