アイコン がん増殖阻止化合物「Kobeファミリー」発見/神戸大学片岡徹教授ら

神戸大学大学院医学研究科の片岡徹教授、島扶美准教授らの研究チームは、兵庫県にある大型放射光施設「SPring-8」で「Ras」の構造を解析した。
 その上で、コンピューターによるシミュレーションなどを行い、約4万種類の物質の中から「Ras」の働きを阻止する3つの化合物を見つけ出したと発表した。

研究チームは、これらの化合物を使ってマウスで実験したところ、がん細胞が腫瘍になるのを抑制する効果がみられたという。
 たんぱく質の働きを阻止する抗がん剤の研究や開発は、アメリカなどでも進められていて、神戸大学の研究グループは発見した3つの化合物を「Kobeファミリー」と名付けて海外でも特許を取得し、今後、抗がん剤として開発を進めることにしている。
当研究成果は4月29日の週に米国科学アカデミー紀要に掲載される予定。

[ 2013年4月30日 ]
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