アイコン 東京の新築オフィス14%値上がり 4月の全国主要都市のオフィス空室率動向

三鬼商事が発表した全国の主要都市ビジネス街のオフィス空室の4月の状況は、全国で改善が進んでいる。
大阪は大阪駅周辺の大再開発ビルが竣工してきており、1年前と比較して一時的に若干増加しているが、既存オフィスビルでは減少している。
東京も同じく再開発など行われているが、1年前の4月の9%台の空室率が昨年10月から12月にかけて7%台まで減少するほど、東京のオフィスニーズは強くなっている。

こうしたニーズの強さは新築オフィスの家賃に反映されており、1年前の4月の坪当たり単価が22,499円であったものが、今年4月の単価は25,789円と14.62%も上昇している。ただ、既存ビルの平均では、昨年4月の単価が16,577円であり、今年4月の単価は16,319円と▲1.56%下落している。こうしたことから、東京では古いビルの賃料がかなり下がっているものと思われる。

2013年4月 全国主要都市のオフィス空室状況   -は減少
 
12/4月
 
13/3月
13/4月
前月比
前年同月比
福 岡
12.97
 
11.89
11.59
-0.30
-1.38
新築
68.43
 
0
0.00
0.00
-68.43
既存
12.49
 
11.92
11.62
-0.30
-0.87
大 阪
10.25
 
11.25
11.20
-0.05
0.95
新築
65.13
 
50.33
50.34
0.01
-14.79
既存
10.09
 
9.85
9.79
-0.06
-0.30
名古屋
11.35
 
10.80
10.56
-0.24
-0.79
新築
197.79
 
14.18
14.18
0.00
-5.61
既存
11.28
 
10.77
10.52
-0.25
-0.76
東 京(5区)
9.23
 
8.56
8.54
-0.02
-0.69
新築
35.65
 
23.24
17.31
-5.93
-18.34
既存
8.44
 
8.04
8.29
0.25
-0.15
仙 台
14.81
 
13.39
13.26
-0.13
-1.55
新築
6.14
 
0
0
-
既存
14.86
 
13.39
13.26
-0.13
-1.60
札 幌
10.77
 
9.07
9.18
0.11
-1.59
新築
7.87
 
0
48.27
-
40.40
既存
10.91
 
9.07
9.05
-0.02
-1.76
 
[ 2013年5月11日 ]
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