アイコン 寿スピリッツ(鳥取・長崎)/3月決算 200億円台に乗せる 九十九島せんべい

全国のお菓子の土産物屋をM&Aで傘下にしている同社は、北海道から九州までその銘菓を扱っている。観光客もゴールデンウィークには増加しており、観光客増は同社に大きなメリットを与える。

1、 ケイシイシイ(北海道)
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、道内空港において「ルタオプレミアまあある」の什器展開を推進し、また、通信販売部門では、パンの頒布会の開始、楽天市場などのネットショッピングモールへの出店、クリスマス・バレンタインデーなどのイベント商戦の強化に取り組んだ。その結果、売上高は前期テレビ放映効果で一時的に売上高が伸長した反動減もあり74億94百万円(前期比▲2.9%減)となり、営業利益はプロモーション費用を抑制するなど経費の節減に努めたことなどにより9億05百万円(前期比5.6%増)。
2、寿製菓(鳥取米子)
寿製菓は、㈱シュクレイの関東圏での新規出店展開や㈱東海寿の東海地区での「小倉トーストラングドシャ」の好調などによりグループ向け売上が増加したことに加え、代理店向けに平成24年4月に開通した新東名高速道路のサービスエリアへの新商品の投入、地元山陰地区では、古事記編纂1300年イベントと連携した主力商品「因幡の白うさぎ」の販売強化、また、「栃の実茶」の通信販売の強化などに努めました。その結果、売上高は71億27百万円(前期比7.8%増)となり、営業利益は5億28百万円(前期比84.8%増)。
3、販売子会社
販売子会社は、駅・空港・高速道路などの交通機関チャンネルを中心に販売強化に努め、東海地区では発売2年目となる「小倉トーストラングドシャ」の拡販、また、関西地区では、平成24年10月に大阪駅構内の商業施設「エキマルシェ大阪」に出店するなどショップ展開を推進した。その結果、売上高は43億01百万円(前期比2.5%増)となり、営業利益は2億14百万円(前期比6.1%増)。
4、九十九島グループ(長崎)
九十九島グループは、新商品を投入した大手テーマパーク向け売上が好調に推移したほか、「フォンダンフロマージュ」を中心に催事展開を推進した結果、売上高は30億60百万円(前期比5.9%増)、営業利益1億98百万円(前期比34.5%増)。
5、但馬寿(兵庫但馬)
但馬寿は、主力商品「黒豆茶」の通販強化、代理店及びグループ向け売上が堅調に推移した結果、売上高は10億26百万円(前期比6.5%増)、営業利益は71百万円(前期比36.9%増)。
6、シュクレイ(関東)
シュクレイは、関東圏での駅、駅近隣の商業施設、空港市場での多ブランド展開を推進し、「東京ミルクチーズ工場」を中心に10店舗の新規出店を行った。新ブランドでは、「ザ・メープルマニア」を投入し、平成24年7月より催事販売(同年12月より固定出店)により開始した東京駅構内商業施設での販売が好調に推移した。その結果、売上高は16億66百万円(前期比82.7%増)、営業利益は51百万円(前期は営業損失▲20百万円)となった。
7、 その他
その他は、損害保険代理事業、健康食品事業、通販基幹業務システムサービス事業が含まれております。売上高は58百万円(前期は4百万円)となり、営業損失は、健康食品事業開始に向けた立上費用の発生などにより▲1億94百万円(前期は営業利益0百万円)となったとしている。
各菓子部門の全部門で増益を果たしている。今後、景気の回復気分により旅行者も多くなると思われ、同社の業績はさらに成長することになる。人気のテーマパークである東京ディズニーではOEM販売(今も?)や長崎ハウステンボスで販売している。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
18,721
1,777
1,816
981
11年3月期
18,432
1,254
1,314
580
12年3月期
19,737
1,564
1,525
702
13年3月期
20,654
1,871
1,889
1,042
13年期/12年期比
104.6%
119.6%
123.9%
148.4%
14年3月期予想
21,750
2,100
2,100
1,170
14期予想/13期比
105.3%
112.2%
111.2%
112.3%
 
[ 2013年5月14日 ]
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