アイコン 沖電気/ブラジルITAUのATM事業買収へ

沖電気工業は15日、ブラジル第2位のコングロマリットのITAUグループ(銀行、化学、電子・電機、木工品事業など)とATM=現金自動預け払い機事業で戦略提携したと発表した。

ATMの需要が新興国を中心に世界で急速に伸びていることから、ブラジルの大手企業グループのATM事業を買収し、中南米市場に参入する。

沖電気は、ブラジルで金融や電機など幅広い事業を展開する「イタウグループ」のATM事業を年内にも買収することで基本合意した。 具体的には、イタウグループの電機メーカーitaetec社のATM事業を分離して新会社をつくり、沖電気が70%を約50億円出資して取得する。

ATMはアジアや南米などの新興国で、経済成長とともに電気などのインフラ整備が進んでいることを受けて需要が急速に拡大しており、特にブラジルでは2年後の市場規模が現在より約20%多い年20万台に増えるとみられている。

沖電気は、ATMでは世界初となる1台で128金種を識別処理できる紙幣還流型ATMを有し、国内では首位。しかし、アメリカやドイツなどの海外メーカーが世界で高いシェアを握っており、ブラジルの大手企業グループと組むことで、ブラジルだけでなく中南米各国で販売拡大を目指す考えである。

 

[ 2013年5月16日 ]
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