佐世保重工業/3月決算 希望退職者250名募る
同社は当期について、船舶部門の受注高は、新造船として75千重量トンバルクキャリアー2隻、 77千重量トンバルクキャリアー3隻及び84千重量トンバルクキャリアー2隻の計7隻を受注したほか、海上自衛隊、米海軍艦船及び一般商船等の修理工事等 を加え278億69百万円となり前期比12.2%増加した。
売上高は、リーマンショック以降に受注した低船価の新造船の建造が進捗したことに加え、新造船事業の操業縮小により前期比▲47.4%の大幅減の311億57百万円となった。
当期に新造船として180千重量トンバルクキャリアー2隻、75千重量トンバルクキャリアー4隻の計6隻を引き渡した結果、新造船の受注残は9隻となり、受注残高は修理船を含め前期末比▲21.6%減の301億12百万円となった。
部門営業利益は、▲17億64百万円の赤字(前期部門営業利益は80億56百万円の黒字)となった。
機械部門は、受注高は機器工事として船舶用機器や一般産業機械等で32億42百万円となり前期比▲28.9%減少した。売上高はクランク軸の価格が低迷した影響などにより前期比▲37.2%減の35億33百万円となり、結果、受注残高は前期末比▲15.1%減の16億32百万円。部門営業利益は1億87百万円の赤字(前期部門営業利益10億16百万円の黒字)となったとしている。
同社は決算を発表するとともに、急激に減少している受注残に対して、希望退職者を250名募集すると発表した。その特別損失はすでに当期に計上している。
なお、前期末(2014年3月)の単体の従業員数は1,041人、連結従業員数は1,316人となっている。
日本の大手造船業界の2番手に景気が循環してくる中堅造船会社の同社は、世界経済の不調により、受注残が大幅に減少しており、今後の回復には、今や中国・韓国の造船企業が世界の受注でしのぎを削っており、日本の中堅造船企業に順番が回ってくるのにはかなり時間を要するものと思われる。同社は日本の大手造船会社がそうであるようにエンジニア部門の強化が望まれる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年3月期
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63,692
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8,031
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7,400
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3,733
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11年3月期
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67,280
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6,473
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6,161
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4,478
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12年3月期
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66,082
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9,862
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9,697
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734
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13年3月期
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35,946
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-1,291
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-819
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-533
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13年期/12年期比
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54.4%
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14年3月期予想
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30,000
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-2,400
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-2,800
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-
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14期予想/13期比
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83.5%
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2013年3月期
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総資産
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純資産
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自己資本
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株主資本率
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65,795
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27,345
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27,345
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41.6%
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