１、４月の新規発売戸数は４，０９３戸である。対前年同月（４，２１１戸）比２．８％減、対前月（５，１３９戸）比２０．４％減である。

２、４月の地域別発売戸数は東京都区部１，６４６戸（全体比４０．２％）、都下２４５戸（同６．０％）、神奈川県９９５戸（同２４．３％）、埼玉県７６４戸（同１８．７％）、千葉県４４３戸（同１０．８％）となっている。東京都のシェアは４６．２％。

３、新規発売戸数に対する契約戸数は３，１９９戸で、月間契約率は７８．２％。前月の８２．１％に比べて３．９ポイントダウン、前年同月の８１．８％に比べて３．６ポイントダウンとなっている。

４、４月の地域別契約率は都区部８５．９％、都下７６．３％、神奈川県７７．７％、埼玉県６３．６％、千葉県７６．５％である。

５、４月の１戸当り平均価格、１m2当り単価は、４，７２８万円、６６．１万円である。
　　２０１３年３月は４，８０７万円、６７．２万円であったので、前月比総額では７９万円（１．６％）のダウン、m2単価は１．１万円（１．６％）ダウンしている。
　　２０１２年４月は４，４１４万円、６２．０万円であったので、前年同月比総額では３１４万円（７．１％）のアップ、m2単価は４．１万円（６．６％）アップしている。

６、４月の地域別平均価格、１m2当り分譲単価は以下のとおり。
　　東京都区部５，８０９万円、８３．９万円（１４．２％アップ、１１．９％アップ）、都下４，０４１万円、５６．３万円（３．１％アップ、１０．８％アップ）、神奈川県３，９０４万円、５４．８万円（６．５％ダウン、７．９％ダウン）、埼玉県４，１７６万円、５７．８万円（８．７％アップ、１２．５％アップ）、千葉県３，８９８万円、４９．１万円（１４．０％アップ、８．４％アップ）。

７、即日完売は５５１戸（全体の１３．５％）で、フラット３５登録物件戸数は３，６０７戸（同８８．１％）であった。
〔１〕プラウドタワー千代田富士見レジデンス１期（千代田区、８５戸、平均１０，６０８万円、平均１．４５倍、最高５倍）
〔２〕プラウドタワー高輪台１期（品川区、６５戸、平均７，８１９万円、平均１．２３倍、最高３倍）
〔３〕クレヴィア新中野１期（中野区、２４戸、平均４，２３１万円、平均１．２５倍、最高３倍）
　〔４〕ナイスアーバンスクエア横濱上星川１期（保土ヶ谷区、３６戸、平均３，４３３万円、平均１倍、最高１倍）
　　　〔５〕プラウド大宮（大宮区、１６８戸、平均５，４３０万円、平均１．１６倍、最高４倍）

　４月の超高層物件（２０階以上）は２４物件５５２戸（２０．５％増）、契約率８５．９％（前年同月２０物件４５８戸、契約率７３．４％）である。

８、４月末現在の翌月繰越販売在庫数は４，２０６戸で、２０１３年３月末現在の４，３２７戸に比べて１２１戸の減少。２０１２年４月末残戸数は５，０８９戸。

９、なお、２０１３年５月の発売戸数は４，０００戸の見込みである（’１２年５月３，３２９戸、’１１年５月３，９１４戸、’１０年５月３，７７９戸、’０９年５月３，５２８戸）。

今後は、長期金利が上昇しており、住宅ローン金利の上昇にもつながるため、早めにマンションを購入しようという人が増える可能性があり、マンションの発売戸数は増える可能性が指摘されている。また、消費税も来年４月から増税され、住宅の場合９月から制約がかかることから、大きな販売増が予想されている。もしも、空振り三振ならば、アベノミクスも危機に瀕しよう。