アイコン クモの糸をつかんだ山形ベンチャー「スパイダー」繊維強化複合材に応用へ

山形県のバイオベンチャー企業「スパイバー」(山形県鶴岡市覚岸寺字水上 246番地2 、鶴岡市先端研究産業支援センター内、代表:関山和秀氏)が 微生物を使って非常に丈夫なクモの糸を人工的に合成した繊維強化複合材を工業生産する技術を 世界で初めて開発したと発表した。新素材の名称は「QMONOS(クモノス)」。
将来的には軽量化が求められている自動車や航空機などに利用されることが想定されている。

同社はトヨタ自動車の協力工場の小島プレス工業(愛知県豊田市下市場町3丁目30番地、売上高:1,482億円)と共同で、今年中に繊維の試作研究施設を開設。2015年にパイロット工場を稼働させ、初年度は10トン程度の生産を目指す。
スパイバーの関山和秀社長は、慶大生だった2004年から、鶴岡市にある同大先端生命科学研究所で研究を始め、07年に同社を設立。クモの糸のたんぱく質を生み出す遺伝子を工夫し、微生物を導入して大量に生産する技術を確立した。さらに、できたたんぱく質を安全で低コストの溶媒で溶かして糸にする技術も開発し、基本特許を出願している。
相談役:横尾義春((独)科学技術推進機構 産学連携本部 主任調査員)、協和発酵工業(株) 科学技術戦略室 戦略室長歴任

[ 2013年5月27日 ]
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