中国株下げ止まらず 上海3.5%下落 日本午前プラス午後一転マイナススタート
21日から続く中国の金融パニック、25日午後12時35分の上 海総合指数は昨日の▲5.6%安を引継ぎ前日比▲3.5%安で進捗、下げ止まらない。また、大型株中心の指数であるCSI300は▲4.5%下落して 2009年4月(リーマン・ショックの影響下)以来の安値となっている。
中国の金融不安は、東南アジア市場全体に波及しており、その原因であるバーナンキFRBの金融緩和の修正のソフトランディング方策が、不安定な世界の金融市場にとって、ハードランディングになっていることを物語っている。
特に中国の影響は東南アジアに直結しており、一時的なものかどうかは中国の闇流通資金問題も抱え、中国政府のコントロール次第となっている。しかし、これまでに垂れ流してきたドルが米国へ回帰する限り、すべてが未経験ゾーンの中国政府にとってかなり難しい問題となってきている。
日本の株価も午前中は百万円台のプラスで推移していたものの、午後からは中国情報が入り、開始早々から一転百円台のマイナススタート、13時45分現在▲210円前後で推移している。
韓国の株価指数も昨日は11ヶ月ぶりの安値を記録、本日もマイナススタートとなっている。しかし、昨日の下げ幅はそれほど下がらず、韓国紙は韓国経済の堅実さを強調している。しかし、中国経済と運命共同体の韓国経済は、中国金融の混乱が長引けば、その影響を濃く受けてくるのは必至である。
[ 2013年6月25日 ]
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