銀座ティファニービル売ります 但し２５０億円以上希望
１１日のロイターによると、ティファニー銀座本店ビル(東京都中央区銀座２－７－１７)を所有する不動産ファンドが売却するという。
当 ビルはティファニーから２００７年ゴールドマンサックスの不動産ファンドが３８０億円で購入、しかし、リーマン・ショックで不動産価格が下がり、当時高い リバレッジを使って購入していたゴールドマンは、ローンの支払いの代わりに物件を代物弁済、当該の銀行からアジア・パシフィック・ランド(APL)が ２０１０年に取得していた。
APLは、アベノミクスによる大規模な金融緩和で土地価格が上がり、当物件価格も上昇していると判断、ドイツのAareal Bank AGに対するローン残高２５０億円を超える買い手を探しているという。
当ビルは1987年竣工、2008年11月リニューアル、それまでのセピア調の近代建築風ビルが建築家の隈研吾氏によりリノベーションされ、一枚一枚のガラスの角度を変えることによりジュエリーのように輝くファサードとなっている。(改修施工担当：大成建設)
[ 2013年6月11日 ]
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