アイコン 次世代の3Dプリンター見本市開催される/ピッツバーグ

0612_04.jpg印刷するような感覚で3次元の立体物を作り出す「3Dプリンター」の世界最大規模の見本市が、アメリカ東部のピッツバーグで開催され、欧米やアジアの企業や大学など100の団体が参加した。 
なかでも官民一体となって物作りの革新に取り組むアメリカの戦略に注目が集まっている。

3Dプリンターは、コンピューターのデータを基に、紙に印刷するような感覚で樹脂や金属などを塗り重ねて立体物を作り出すもので、アメリカではオバマ政権が製造業の復活の鍵を握る技術として普及に取り組んでいる。

会場では、こうした国家的なプロジェクトを主導するNAMII=全米積層造形技術革新機構が説明会を開いたり、展示ブースを設けたりして、訪れた企業関係者にプロジェクトへの参加やアイデアの提供を呼びかけている。
アメリカでは、新興の企業がNAMIIの支援を得るなどして相次いで3Dプリンターの開発に乗り出し、大手の製造業が部品などの生産にこの技術を採用する動きが広がっている。
会場には世界中から多くの技術者が訪れ、物作りの革新に取り組むアメリカの戦略に関心を示している。
また、3Dプリンターを生産する中国の企業も展示ブースを設け、欧米メーカーに比べて安い価格で製品を提供できるとアピールしていた。
 以上
 
すでに日本でも自動車デザインやフィギヤ・プラモデル作成などに利用されており、進化し材料さえあれば、何でも物が作れる時代が来るかもしれない。
 ただ、こうした新規分野も日本は1周半遅れている。

 アベノミクスでは、ips細胞など先端医療や機器に注力しているが、これまでの日本の閉鎖的な医療行政=製薬会社と学会、厚生省が既得権益に走り続けてきた結果、グローバル化する体制が欧米に比べ20年以上遅れている。特に各種医療学会が圧力団体となっており、一度全部解体して再編すべきだろう。学界と厚生省が人脈癒着、薬品会社が天下り受け入れ癒着、製薬会社の国会議員との癒着。日本の規制緩和が遅々として進まないのは、こうした癒着だけが問題なのかもしれない。


 

[ 2013年6月12日 ]
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