アイコン 5月の建設労働需給調査の結果/国交省 不足幅拡大  関東鉄筋(建築)大幅不足

当調査は、国交省が全国の建設業者3000社に対して毎月行っているもので、5月は平成25年5月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を調査対象日として調査した結果である。

1、全国の8職種の過不足率は、4月の1.0%不足から5月は1.4%の不足と0.4ポイント不足幅が拡大した。
2、東北地域の8職種の過不足率は、4月の0.4%不足から5月は0.8%と0.4%ポイント不足幅が拡大した。
今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国及び東北地域とも「普通」となっているとしている。
具体的には、次の通りだが、震災復興工事の増加や消費税増税前の駆け込み需要による建築工事の増加などから、昨年5月より大幅に悪化しており、ゼネコン・土木工事会社・工務店にあっては、受注金額および現場予算管理に注意が必要だ。戸田建設の前期決算のように、施工高は増加しても、建設コストの上昇により営業赤字が極端に拡大するようでは何のために仕事しているのかわからなくなる。
5月の国交省の鉄筋工の過不足調査では、関東が極端に不足しており、九州も大幅に不足している。関東では地方から呼び寄せるにしても提供せざるを得ない宿舎等生活コストも建設業者の負担となる。首都圏では特に高く付き、営業利益の圧迫要因ともなる。
国交省の当資料も一応の目安であり、現場ではもっと切実になっているものと思われる。

建設技能労働者の需給状況
 
5月
4月
前年5月
型枠・土木
2.8
1.2
0.4
型枠・建築
1.1
1.2
1.1
左官
0.6
0.0
-0.2
とび工
1.5
1.5
0.0
鉄筋・土木
2.3
2.7
1.5
鉄筋・建築
5.1
2.3
3.5
6種合計
2.0
1.4
1.1
電工
0.2
0.1
-0.3
配管
0.5
0.2
0.0
8種合計
1.4
1.0
0.4
 
鉄筋(建築)技能労働者の過不足率
 
5月
前年5月
北海道
6.0
7.4
東北
4.9
2.3
関東
24.3
6.9
北陸
1.8
0
中部
0.0
1.2
近畿
4.6
0
中国
1.0
0
四国
0.0
1.4
九州
9.9
-1.4
沖縄
0.1
0.3
全国平均
5.1
3.5
 
[ 2013年6月26日 ]
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