アイコン ソフトバンク/クリアワイヤ含むスプリント社の買収完了 世界第3位へ

ソフトバンクは、本日(2013 年7 月11 日(日本時間)/2013 年7 月10 日(米国東部時間))、米国のスプリント・ネクステル・コーポレーションの事業への約216 億米ドル(約1.8 兆円(※))の買収を完了したと発表した。
本取引の完了に先立つ7 月9 日(米国東部時間)、スプリント社は米国の高速無線通信会社であるクリアワイヤ・コーポレーションを完全子会社化している。

損しない孫さんは、為替予約で為替変動のリスクヘッジを行っており、総額のうち約201 億米ドルは為替予約済みの1 米ドル=82.2 円、15 億米ドルは1 米ドル=101 円となっている。

スプリント・ネクステルの2012年6月末での加入者数は5,606万人
クリアワイヤの契約者数は284万人だが、高速無線の周波数帯をいくつも持っている。

ソフトバンクは、買収資金の調達については、7 月10 日、本取引に必要な資金を調達するため、借入であるブリッジローン契約(みずほ、三井住友、三菱東京UFJ、ドイツ銀行)に基づいて1 兆349 億円の借入を実行した。2012 年12 月21 日に本借入契約に基づき2,500 億円の借入を実行しており、総借入額は1 兆2,849 億円になる。本資金について同社は、中長期の資金への借り換えを実施する予定としている。

また、ソフトバンクは、スプリント社へ投資の持株会社を米国に作り、新スプリント社の78%の株を所有、新スプリント社が、現スプリント社の100%持株会社となり、現スプリント社の傘下にクリアワイヤ社が存在するストラクチャーとなる。

スプリン社買収の基本契約後に衛星放送のディッシュが、ハゲタカと共謀したのかソフトバンクの買収にチャチャを入れ、買収額は15億ドルほど高くなった。しかし、もしもの場合を想定して、スプリント社買収に失敗した場合、腹案として米携帯電話4位のドイツテレコム傘下のTモバイルUSAを買収すると報じられていた。スプリント社買収が落ち着く3年~5年後には、再度TモバイルUSA社の買収に動くものと見られる。そうしたことからもブリッジローンによる借入者にドイツ銀行を噛ませているものと思われる。
世界№1の携帯電話会社は、実現可能な孫さんの夢である。それも世界ネットワーク構築が夢であろう。今後も買収は続く・・・・。
 

[ 2013年7月11日 ]
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