アイコン 6月の全国百貨店売上高7.2%増 東京は9.4%増 上半期は全国1.8%増

日本百貨店協会が発表した6月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象85社・243店舗)の売上総額は前年同月比7.2%増の約5,167億円となり、2ヶ月連続のプラスとなった。

6月は、全国的に気温が高く好天に恵まれたことや、多くの店で前年7月スタートだった夏のセールを6月末に前倒ししたこと、さらに休日が前年に比べ1日増であったことなどから、主力の夏物ファッション商材が2ケタ増となるなど好調に推移した。

宝飾品・高級時計やラグジュアリーブランドなど高額品が、引き続き活況を示したほか、中元商戦の早期受注が堅調であったことも、売上の増加傾向に弾みをつける要因となった。

地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は9.3%増で6ヶ月連続のプラス。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は3.2%増で3ヶ月ぶりのプラスとなった。

内容別には、衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、身のまわり品と雑貨が8ヶ月連続のプラス。衣料品、家庭用品、食料品が2ヶ月連続のプラスとなり、2ヶ月連続で全品目がプラスとなった。

 なお、1~6月までの上半期の全国の売上高は前年同期比1.8%増の3兆20億392万円となった。2012年に続き2年連続で前年実績を上回った。

<東京地区百貨店>
日本百貨店協会が発表した6月の東京地区百貨店(13社26店)の売上高概況によると、6月の売上高は前年同期比9.4%増の約1,366億円で、6ヶ月連続のプラスとなった。

売上高構成比の89.7%を占める店頭売上高は9.8%増、同10.3%の非店頭(外商・通販)は5.6%増となった。

東京地区売上は、全国水準以上の高い伸びを示した。好天、セール前倒し、休日1日増といったプラス要素に加え、改装・増床効果が続く複数の店舗があったこと、銀座松坂屋の閉店売り尽くしの効果もあって、商況全体を押し上げる結果となった。

内容別には、衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目は、身のまわり品が8ヶ月連続、衣料品が5ヶ月連続、雑貨が4ヶ月連続、家庭用品が3ヶ月連続のプラスとなった。食料品が3ヶ月ぶりのプラスとなり、13ヶ月ぶりに全品目がプラスとなった。

なお、上半期売上高は、前年同期比3.9%増の7,626億3,699万円で、2012年に続き2年連続で前年実績を上回った。

[ 2013年7月22日 ]
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