アイコン 三菱重工長崎造船所/同社最大の客船起工 久しぶりの超大型客船

三菱重工業長崎造船所で30日、イタリアのクルーズ客船運航会社、コスタ・グループから受注した大型客船の起工式が行われた。
総重量12万4500トン、全長約300メートル、客室数は1643室、収容人数約3300人で、三菱重工によると国内で建造される客船では過去最大。

同社が客船を手掛けるのは9年ぶり。世界的に造船不況が厳しさを増す中、付加価値が高い客船などに特化し、生き残りを図る。
 今回の客船は、コスタ・グループから2011年に受注した2隻のうちの1隻、船底から泡を噴き出して水の抵抗を減らす最新技術を活用し、燃費を従来船より7%向上させる。

なお、同造船所で造られた客船は、
1990年就航のクリスタル・ハーモニー(現 飛鳥II)50,142トン
1991年4月就航の飛鳥28,856トン
2004年2月就航のダイヤモンドプリンセス115,875トン
2004年5月就航のサファイアプリンセス116,000トン
などとなっている。

注意点としては、2008年7月就航したMOL COMFORT(コンテナ船)のようなことがないようにしてもらいたいものだ。同社は今では、コスト削減のため、東南アジアの協力工場などから大量に船舶鋼板部材を供給させており、品質管理上の問題が保たれていたか問われるものとなっている。

[ 2013年7月 1日 ]
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