アイコン iPS細胞でマウスの肝不全治療成功/横浜市大の谷口英樹教授ら研究グループ

横浜市立大学の谷口英樹教授らの研究グループは、さまざまな組織になるヒトのiPS細胞から、大きさが5ミリほどの肝臓を作り出し、肝不全のマウスに移植して治療することに成功した。

研究グループでは、ヒトのiPS細胞を肝臓の元になる細胞に変化させたあと、血管を作り出す細胞と一緒にシャーレの中で培養、大きさが5ミリほどの小型の肝臓を作り出した。それを肝不全のマウスに移植したところ本物の肝臓と同じように働くことが確認され、30%ほどしかなかったマウスの生存率が90%にまで改善したという。

この小型の肝臓を複数個作り、移植すれば、ヒトでも治療が可能になるということで、研究グループでは、実際の患者で、安全性や効果を確かめる臨床研究を7年以内に始めたいとしている。
谷口英樹教授は、小型の肝臓を量産する技術を開発できれば、臓器移植にかわる新たな治療法の開発につながる可能性があり、研究を加速したいとしている。

いよいよiPS細胞が動き出した。10年後には一大医療革命が起きる可能性が高い。30年後には製薬会社のニーズが細る可能性もある。

[ 2013年7月 4日 ]
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