アイコン カネボウ/美白化粧品で被害者2250名 "ロドデノール"配合製品問題

カネボウ化粧品と(株)リサージ、(株)エキップ(以下、3社を「カネボ ウ化粧品」)は7月4日、「医薬部外品有効成分“ロドデノール”4‐(4‐ヒドロキシフェニル)‐2‐ブタノール」の配合された美白製品をご使用された方 に、「肌がまだらに白くなった(以下、白斑様症状)」ケースを確認したことを受け、当該製品の自主回収を発表した。

以降、10万人を超える客より自主回収についての問い合わせがあり、問い合わせの中でも、「白斑様症状」を含む不安の声は6,808名(7月19日現在)より寄せられている。
そのうち、「3箇所以上の白斑」「5cm以上の白斑」「顔に明らかな白斑」のいずれかの症状についてお申し出があった方が2,250名いたと7月23日発表した。

カネボウ化粧品は、次のとおり対策を講じている。
カネボウ化粧品では、社長を本部長とする「ロドデノール対策本部」を設置し、「当該製品を使用し、白斑様症状を発症したお客様には、完治するまで責任をもって対応する」という基本方針を掲げ、お申し出があった方全員を訪問すべく活動を開始、7月19日までに3,181名のお客様を訪問いたしました。
発症されたお客様には、ただちに当該製品の使用を中止し、回復していただくことを最優先に
皮膚科での治療をお願いしておりますが、現在までのところ因果関係や診断、治療に関して不明な点も多く、皮膚科の先生方にも多大なご負担をおかけしております。
この度、日本皮膚科学会のご協力により、学会内に、松永佳世子教授(藤田保健衛生大学)を委員長とする「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」を7月17日に設置、発症されたお客様の治療を最優先に、診断法や治療法に関する皮膚科医への情報提供、実態把握などを推進していただいています。加えて、治療が長期化されるお客様に対しては、美容部門が中心となり、全国各地に専任担当者を配置し、治療についてのご相談、お肌の状態の確認、メイクアドバイスなどの継続的なフォローを行ってまいります。
お客様はじめ関係各位に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

相談窓口電話は0120-137-411

[ 2013年7月23日 ]
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