洋上発電32基 むつ市沖に建設を発表
六ヶ所村のむつ小川原港の海上に、青森県では初めてとなる洋上風力発電が、平成30年の稼働を目指して建設される見通しになった。発電能力は全国で3番目に大きい規模になるという。
これは八戸市と建設会社と土木会社などの3社が出資して作る六ヶ所村の「むつ小川原港洋上風力開発」(代表:椚原光昭・・・北日本海事興業(株)の関連会社(有)八戸海運の代表)が29日記者会見して明らかにした。総投資額は300億円にのぼるという。
むつ小川原港に隣接する新納屋地区と尾駮地区の海上に、32基の風力発電施設を建設するもの。
計画ではこのうち18基が港の沖合およそ1キロの海上に、また残る14基は港の海岸線沿いの海上にそれぞれ建設され、風車の高さはいずれも80メートル程度になるという。
合計の発電能力は8万キロワットにのぼり、一般家庭5万25百世帯分をまかなう。風力発電事業者などで作る「日本風力発電協会」によると、今回の計画は茨城県鹿島港沖などの計画に次いで、洋上風力発電としては全国で3番目に大きな発電能力になるという。
事業者は、周辺の環境への影響を調べる環境アセスを行った上で、平成28年中に建設を開始し、平成30年の稼働を目指すとしている。
むつ小川原港洋上風力開発の椚原光昭社長は、日本全国でむつ小川原港ほど風のいいところはないと思う。再生可能エネルギーを国を挙げて見直す中で、わたしたちも積極的に取り組みたいと述べたという。
[ 2013年7月30日 ]
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