アイコン NTT-G/通販でiPhone販売開始 ドコモ本格販売ま近か

NTTがiPhoneの販売に踏み切った。
NTTにとって初めてのiPhone販売となるが、ドコモではなく親会社のNTT系列のNTTレゾナントが香港企業から輸入しての通信販売となっている。
これまで、口煩いソフトバンクのiPhoneの快進撃を、指を咥えていたドコモ、しかもauもiPhone販売を手がけ、契約者数の純増数に大きな開きとなった。
 そのソフトバンクも、これからは買収した米スプリント社の再建に本腰を入れる必要があり、孫さんもシリコンバレーでの滞在時間が長くなることから、また、ドコモは純増数がマイナスに転じるなどの現象も生じiPhone販売も手がけやすい環境となっている。

今回のiPhoneの NTTレゾナントによる通信販売開始は、そうした本格導入時における試験販売と見られている。
 iPhoneのアップル社は、かなり大きなロットでの販売を拘束するなどの卸販売手法を採用しているが、サムスンからスマホの№1の地位を奪われ、今ではかなり緩和されているものと思われる。
 一方、サムスンは前期決算や第一四半期に史上最高の売上高やスマホの売上台数を記録しているが、逆に今後はこれまでのような伸率は期待できないとして株価は低迷している。その上ドコモがiPhone販売に本格参入すれば、さらに株価は下がると思われる。
 
かって、液晶TVで、高付加価値品に世界展開した日本の家電メーカーは、新興国に台頭に乗じ普及品に徹した韓国勢に総負けして今日がある。スマホでは、すでに普及商品を中国勢は7千円台で海外販売しており、サムスンは画期的な新製品を開発しない限り、かっての日本の家電メーカーのようになる可能性もある。
今回、 NTTレゾナントが扱っているのは、海外製の「SIMフリー版アイフォーン」と、ドコモの携帯電話回線と高速データ通信「LTE」を利用できるNTTコムの「SIMカード」のセット。
 SIMカードは1日30メガバイトまでの通信量制限があるものの、月額980円と割安。7月24日から試行販売しており、これまでに 数十台を販売した。
端末は香港から随時調達しており、まとまった台数を確保しにくいのが難点だが、「入荷次第、売れていく」(NTTレゾナント)状況という。
 携帯電話やスマホは契約者情報などが記録されたSIMカードを差して使用する。特定のSIMカードしか使えないよう“鍵”を掛けた端末に対して、SIMフリー端末はカードを替えることで、割安な通信サービスを選べる利点があるという。

契約者数
Docomo
au
SB
PHS
/万台
2007年4月
5,269
2,844
1,607
502
10,222
2013年7月
6,180
3,860
3,354
1,120
14,514
伸率
17.3%
35.7%
108.7%
123.1%
 
 
 
 
 
 
 
シェア
Docomo
au
SB
PHS
 
2007年4月
51.5%
27.8%
15.7%
4.9%
 
2013年7月
42.6%
26.6%
23.1%
7.7%
 
 
<携帯電話純増数3社比較>
携帯電話純増数3社比較
 
[ 2013年8月19日 ]
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