アイコン 金亡者の中国 理財商品 規制にかかわらず拡大 影の銀行残146兆円

中国銀行業監督管理委員会は8月1日、株式等の「理財商品」と呼ばれる財テク商品の販売残高が6月末時点で9兆800億元(約146兆円)だったと明らかにした。3月末からの3ヶ月間で8800億元(約14兆円)増えた。

理財商品の資金は、ノンバンクなど「影の銀行(シャドーバンキング)」の膨張を招いており、当局は規制強化を図っているが、高利回りを求める個人投資家の需要を背景に販売が拡大した。理財商品は元本保証がない商品が多く、リスクの高さが指摘されている。

 同委員会によると、尚福林主席は7月末の会議で理財商品を扱う金融機関の監督強化を指示した。
  シャドーバンクの資金は、債権や不動産に流れており、不況や規制にもかかわらず、不動産価格が上昇している。
 欲深い人たちは、金利が高いシャドーバンクから借り入れして債権や不動産を購入、売却して儲けている。
公的ローンや金融機関の融資がつく住宅は、一家に1軒と決められているため、高齢者でも偽装離婚して夫婦で別々に購入するケースも増えていると伝えている。
 しかし、上海では、こうしたことから家賃が高騰、安給料では住めなくなってきていると若い人たちが嘆いている。
 シャドーバンキングの融資残は、その倍になるのではといわれている。政府のコントロールが効かない巨額資金である。
この巨額資金こそが、今や中国で一番悩みの種となっている。

[ 2013年8月 2日 ]
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